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2014年12月18日(木) 9:00

正面玄関に強風/宮古病院

車のドア開閉が危険/利用者「事故前に対策を」


強風が吹き抜け車のドアの開け閉めに支障が出ている宮古病院の正面玄関

強風が吹き抜け車のドアの開け閉めに支障が出ている宮古病院の正面玄関

 宮古病院の正面玄関前を強風が吹き抜け、車で乗り降りする利用者から「車のドアを軽く開けたつもりが、強風にあおられて全開になった。開閉にはかなりの力が必要で、高齢者や病人には危険」と対策を求める声が上がっている。病院によると、これまでに強風の影響でけが人や事故はない。


 宮古病院は昨年6月に開院した。正面玄関は利用者の出入口のほか、隣接してタクシーやバス乗り場がある。


 2階部分が張り出した造りで、風が通り抜けるようになっており、高層ビル周辺に吹く強い風、いわゆる「ビル風」も重なってか、台風時や冬季などは強風に見舞われる。


 定期的に病院に通っているという80代男性は「運転席のドアを開けた瞬間、大きく開きびっくりした。隣を車が走っていたら、ぶつかっていたかもしれない」と話した。


 複数のタクシー運転手も実感しており「強風の時はドアの開け閉めには注意している」と語った。


 50代男性は「ドアの開け閉めは、外より車内からの方が力が入る。開けた途端に強風がドアを直撃した場合はとても危険」と指摘した。


 病院も把握しており、風の強い日は職員が誘導しているという。


 開院当時、救急搬入口に同じように強風が吹き込んでいたため、入り口前方にコンクリート構造物の風よけを造った。


 同病院の川満勝也事務部長は「設計事務所と相談している。強風のためしっかりとした構造物が必要だが、今のところ良いアイデアが出てこない」と説明している。


 正面玄関は1日に約1000人が利用するほか、一般車両、タクシー、バス乗り場で、構造物の設置は利用者や車両の通行などに支障を来す恐れがある。


 小さな構造物を数カ所に設ける方法や巨大植木の設置など、複数案は出ているが、安全性や耐久性、美観性に優れた有効な対策が見い出されていないという。


 川満事務部長は「建物は造ったが、それで完成というものではない。市民から病院に対してさまざまな要望があれば、改善に向け努力していく」と理解を求めている。

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