ハーベスター収穫7割に/14・15年産サトウキビ
農家の高齢化裏付け/伊良部は6割が手刈り
2014-15年産サトウキビ収穫で、ハーベスターで収穫する予定面積は全収穫面積の70%に上っている。JA宮古地区営農振興センターさとうきび対策室が11月末時点の申し込み状況をまとめた。農家の高齢化に伴う労働力の低下を裏付けた。伊良部地区は40%で、60%が手刈りで収穫する予定。作業の効率化に向け、さらなる機械化が進む一方で、雨天時にハーベスターが稼働できず原料不足となり、操業期間が長期化になることも懸念されている。
宮古地区の全体の収穫面積は4682㌶で、このうちの7割に当たる3265㌶がハーベスターでの収穫を申し込んでいる。農家の申込件数は3339件。
全体の収穫面積に占めるハーベスターの刈り取り面積の割合を製糖工場別で見ると、沖糖管内は下地地区が87%と最も多く、次いで城辺の長間3区78%、平良地区71%となっている。
宮糖管内は上野地区が%、城辺地区73%とそれぞれ前期より増えているが、伊良部地区は40%と、ほぼ前期並み。
宮糖によると、伊良部地区では手刈りの機動力が高く、具体的にはグループで請け負って収穫する慣習が残っているという。