2015年1月1日(木) 8:46

今年で合併10周年/平良、城辺、下地、伊良部、上野

市誕生からの足跡振り返る


宮古島市への合併協定書に調印し握手する5市町村長=2005年3月15日、マティダ市民劇場

宮古島市への合併協定書に調印し握手する5市町村長=2005年3月15日、マティダ市民劇場

 平良、城辺、伊良部、下地、上野の旧5市町村が2005年10月に合併し、宮古島市が誕生してから今年で10周年の節目を迎える。10月1日には市施行10周年記念式典が開かれるほか、記念イベントの開催や、既存の催しを「10周年記念」と題し開催するなどして今年1年間、節目の年を盛り上げることが計画されている。10周年を迎えるに当たり、宮古島市誕生からこれまでの主な足跡を振り返ってみた。


【2005年】
 10月1日、平良市、城辺町、伊良部町、下地町、上野村の5市町村が合併し「宮古島市」が誕生。市長選挙が行われるまでの間、旧上野村長の川田正一氏が市長職務執行者を務めた。
 新市長と市議会議員を決める選挙は11月13日に行われ、旧平良市長を3期11年務めた伊志嶺亮氏が初代宮古島市長に当選。48人が立候補した市議選では28人の新市議が選ばれた。


【2006年】
 3月18日、宮古圏域の悲願であった伊良部大橋の建設工事が着工。伊良部長山港近くの取り付け道路現場で起工式が行われ、圏域関係者や地域住民ら多数が参加。着工を盛大に祝った。
 下地島の通り池と東平安名崎が国の名勝に指定された。通り池は名勝と天然記念物の重複指定となった。
 バイオエタノールをガソリンに3%混合させる「E3」の実証実験が本格化。市や県の公用車を使った実験がスタートした。


【2007年】
 市の不祥事が多発。下崎地区の土地購入契約が議会議決を得ていなかったことが明らかになり契約解除となったほか、パイナガマ公園整備事業の土地購入でも同様の不手際があったことが判明。そのほか、市の課長が酒気帯び運転で検挙され停職5カ月に、傷害と器物破損で逮捕された水道局職員が減給十分の一(1カ月)、裁判所からの差し押さえ通知に気づかず債務者に物件補償費を支払った担当職員2人は戒告の処分を受けた。
 長年の懸案となっていた平良港トゥリバー地区の売買契約が成立。11月9日に代金40億円が入金された。


【2008年】
 この年も市職員による不祥事が続き、伊志嶺市長が引責辞任する事態に発展した。国の補助を受け行っていた宮原地区のほ場整備工事で、工事未執行にもかかわらず完了との虚偽報告をして補助金を不正に受給していたことが8月に発覚。11月には市発注の土地改良工事で入札情報を事前に漏らした競売入札妨害(偽計)容疑で市の課長が逮捕された。これらの不祥事を受け、伊志嶺市長は12月31日をもって引責辞任することを発表した。
 市は3月31日、「エコアイランド宮古島」を宣言。


【2009年】
 伊志嶺市長の辞任に伴う市長選挙が1月25日に行われ、6人の候補者の中から、これまでに県宮古支庁長や城辺町助役などを務めた下地敏彦氏が初当選した。
 11月8日には市議会議員選挙も行われた。前回選挙より2減となった定数26に現職23人、新人15人の計38人が立候補した結果、現職18人、新人8人が当選。与党系が過半数を獲得した。
 10月21日から琉球放送、沖縄テレビ、琉球朝日放送の民放3社による地上デジタル本放送がスタート。これにより琉球朝日放送の視聴が可能となった。
 市は1月23日、国から「環境モデル都市」の認定を受けた。


【2010年】
 4月に宮崎県で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生。その影響で宮古島でも5、6月の肉用牛競りがストップ。生産農家の資金繰りに影響を及ぼした。
 10月28日に行われたプロ野球ドラフト会議で、宮古島出身の伊志嶺翔太外野手(当時、東海大4年)ロッテから1位指名を受け、入団を果たした。
 児童生徒がいなく休校となっていた大神小中学校を廃校とする議案が12月20日、市議会で可決。宮古島市立の学校で初めての廃校が決まった。


【2011年】
 格安航空運賃で知られるスカイマーク(SKY)が9月15日から、那覇-宮古線に片道最安値2800円で参入。それに対抗する形で、既存の航空会社も運賃値下げを実施した結果、航空運賃の低減が実現した。
 10年3月に平良東仲宗根添の「ミヤコン」北側の市有地で着工していた新葬祭場「宮古島斎苑」の建設工事が完了。5月16日から供用を開始した。事業費は9億4000万円。
 10年4月から11年3月までの入域観光客数が40万人を達成した。


【2012年】
 北朝鮮によるミサイル発射実験に備え、防衛省は4月と12月、宮古島に地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配備。市民団体などは「実戦配備への地ならし」などとして強く反発した。
 宮古島と大阪を舞台としたNHK朝の連続テレビ小説「純と愛」の放送が10月1日からスタート。ドラマを通じ全国に宮古島がPRされた。
 5月23~26日、高校生太平洋島サミットが開催。14カ国と1地域から30人、国内から32人が参加。環境をテーマにディスカッションや提言発表などを行った。
 7月3日、与那覇湾がラムサール条約に正式登録された。


【2013年】
 県立宮古病院の旧宮古農林高校グラウンドへの新築移転工事が完了し、6月1日から新宮古病院が開院。最新の医療機器や電子カルタなどが導入された。
 任期満了に伴う市長選挙が1月13日に行われ、現職の下地敏彦市長が無投票で再選。10月27日行われた市議会議員選挙では現職19人、新人7人が当選。与党系が過半数を獲得した。
 来間中学校を廃校とする議案が市議会で9月25日に可決。3月末での廃校が決定した。


【2014年】
 既存施設の老朽化に伴い移転新築工事が進められてきた宮古島市伝統工芸館が上野野原に完成。5月1日に落成式が行われた。
 第1回みやこじま青少年国際音楽祭が5月10日と8月24日に開かれ、5月には世界的バイオリニストのイヴリー・ギトリス氏が出演し宮古の子らと共演した。
 7月7日、台風8号の接近に伴い宮古島地方に全国初の暴風と波浪の特別警報が発令された。特別警報発令中に下地敏彦市長が市長室で飲酒していたことが判明し、市議会は同24日、市長給与を3カ月間50%カットする議案を可決した。
 93年から宮古島でキャンプを行っていたオリックス・バファローズの1軍が来期からの撤退を8月25日に表明。
 伊良部大橋の上部工が連結。9月9日に同工事現場で連結式が行われた。

  • 宮古島の人口

    平成31年4月1日現在

    宮古島市 54,060 人
    26,868 人
    27,192 人
    世帯数 27,148 軒
    多良間村 1,164 人
    626 人
    538 人
    世帯数 523 軒
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