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【特集】新年号
2015年1月1日(木)8:55

伊良部

伊良部大橋 開通楽しみ
情報発信で活性化/民泊、カツオ一本釣り体験で受け入れ


情報発信用の集合写真撮影に協力した関係者ら

情報発信用の集合写真撮影に協力した関係者ら

 伊良部漁協(漢那一浩組合長)は昨年11月、1月31日の伊良部大橋開通以降に本格的に実施する旅行型ツーリズムに向け、子供から大人まで約80人を対象に記念撮影を実施した。この写真はインターネットを使って地域全体で体験旅行者の受け入れ体制やもてなし充実の情報を含めて県内外へ発信された。

 県の地域観光資源創出支援事業の一環。昨年から同漁協と宮古島観光協会が「伊良部島海の暮らしツーリズム共同事業体」として取り組んでいる。昨夏は「伊良部島海人修行ツーリズム」に参加したモニターツアーではカツオ一本釣り体験が行われた。

 漁業の六次産業と体験観光を組み合わせて展開していく。漁業の六次産業は、漁業(一次産業)、加工業(二次産業)、流通・販売業(三次産業)との一体化を図り、水産物に新たな付加価値を加え、漁村の所得向上や収益性の改善、雇用の確保に結びつけ、漁業の発展と漁村の活性化に寄与するもの。体験観光ではカツオ一本釣り体験や漁家民泊、都市住民との交流などに取り組んでいく。

 カツオ一本釣り体験のほかに、カツオのなまり節体験、アギヤー(追い込み漁)体験、島唄・三線などによる芸能体験、新鮮な農水産物を食材にした郷土料理体験などのプログラムを作成する。

 昨年の集合記念撮影は、漁民運動会の会場となった佐良浜中学校のグラウンドで行われた。竿に掲げられている色鮮やかな大漁旗をバックに、全員が真剣な表情で写真に収まった。

 漢那組合長は「初めての集合写真。この写真と一緒にカツオ一本釣り漁業などの魅力を発信していく。大勢の体験旅行者が伊良部島に訪れるよう、楽しみにしている」とアピールした。

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