2015年2月19日(木) 9:00

「ホーイホーイ」と厄払い/国の重要無形民俗文化財

上野野原で「サティパロウ」


パーントゥの面をかぶった子供を先頭に子供や女性たちが集落を練り歩いた「野原のパーントゥ」=18日夕、上野野原集落

パーントゥの面をかぶった子供を先頭に子供や女性たちが集落を練り歩いた「野原のパーントゥ」=18日夕、上野野原集落

 上野野原集落に古くから伝わる厄よけのための祭祀(さいし)「サティパロウ(里はらい)」が旧暦12月最後の丑(うし)の日に当たる18日に行われた。パーントゥの仮面をかぶった子供を先頭に、頭と腰にクロツグとセンニングサを巻いた女性たちが集落内を練り歩き厄をはらった。


 野原のサティパロウは1993年、島尻のパーントゥとともに国の重要無形民俗文化財に指定されている。


 午後6時ごろに古井戸「ニーマガー」を出発した集団は、子供たちが鳴らす太鼓の音に合わせ「ホーイホーイ」と唱えながら集落内を歩いた。


 女性たちは2列になり、両手に持ったヤブニッケイの小枝をすり合わせながら続いた。


 交差点では女性たちが子供たちを囲むように円陣を作り、「ウルウルウル-」と叫んで厄をはらった。


 昨年に続きパーントゥ役を務めた伊藤琉陽君(小4)は「仮面は木の匂いがする。昨年もやったので緊張していない」と話した。


 パーントゥは仮面(鬼面)であり、お化け、鬼神を意味しているといわれている。