04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
スポーツ
2015年4月20日(月)0:51

戸原開人が初優勝/第31回全日本トライアスロン宮古島大会

女子は酒井3度目
悪天候でデュアスロンに/完走率69・1%


初の総合優勝を果たした戸原開人=19日、市陸上競技場

初の総合優勝を果たした戸原開人=19日、市陸上競技場

 第31回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)は19日、宮古全島をコースに行われ、戸原開人(26)=神奈川県=が7時間38分44秒で初の総合優勝を果たした。女子は酒井絵美(34)=群馬県=が8時間49分37秒で4年ぶり3度目の頂点に立った。日本勢の男女優勝は27回大会以来4年ぶり。悪天候でスイムが中止となりデュアスロン(第1ラン6・5㌔、バイク157㌔、第2ラン42・195㌔、計205・695㌔)で争われた。県勢総合1位は山本真二(33)、宮古勢1位は石川智紀(45)だった。最終出場者数は1474人で1019人が完走。完走率は69・1%だった。全長3540㍍の伊良部大橋が、今回初めてバイクコースに組み込まれた。

 大会長の下地敏彦市長は同日午前6時30分、「競技者の安全を最優先に考慮して、水泳競技を中止しデュアスロン競技による大会にする」と宣言した。デュアスロ

女子の部で4年ぶり3度目の頂点に輝いた酒井絵美=19日、市陸上競技場

女子の部で4年ぶり3度目の頂点に輝いた酒井絵美=19日、市陸上競技場

ンは29回大会以来、2度目。

 レースは午前8時に第1ランがスタート、バイク、第2ランで競った。

 伊良部、来間、池間の三つの大橋をどう攻略するかがカギで、序盤から外国人選手が引っ張り、日本人選手が追う展開となった。

 バイクで圧倒的な走りを見せたマット・バートン(27)=オーストラリア=は、最終のランで失速。猛追してきた戸原に26㌔付近で首位を奪われた。

 トップに立った戸原は、安定した走りで独走態勢を築くとそのままゴール。前回3位の雪辱を果たした。

 2位はライアン・クロス(33)=オーストラリア=、3位はビクター・アロシュン(26)=ウクライナ=、前回総合優勝のベンジャミン・ウイリアムス(31)=アメリカ=は4位。前回2位の西内洋行(39)=兵庫県=は5位だった。

 女子は4年ぶり優勝を目指す酒井が、積極的なレースを展開。バイク、ランともにトップを譲ることなく1位でゴールテープを切った。2位は石井麻実(26)=東京都=、3位はジュリア・ボーン(35)=ドイツ。

 今大会には15の国と地域から67人の外国人を含む1500人がエントリーした。

 コースの沿道では、地域住民が「ワイドー」の声援を送ったり、歌や三線の演奏を披露したりして選手を応援。選手は自己の限界に挑み、家族や友人が待つゴールを目指して力走した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!