2015年6月24日(水) 9:05

平和につながる行動へ/市合同慰霊祭

戦後70年 新たな誓い/児童生徒も出席、世界へ訴え


児童生徒たちが献花を行い、戦没者のみ霊を慰め、恒久平和を祈念した=23日、マティダ市民劇場

児童生徒たちが献花を行い、戦没者のみ霊を慰め、恒久平和を祈念した=23日、マティダ市民劇場

 戦争体験者の高齢化が進み、悲惨な戦争の記憶も月日とともに風化しつつある中、戦後70年目を迎えた今年は、これまでの5地区で開催されてきた慰霊祭を合同開催した。23日にマティダ市民劇場で開催された「宮古島市全戦没者及び平和祈念式」(主催・宮古島市、市教育委員会)には、遺族や市民のほか、小中高校の児童生徒も参加し、それぞれの目線で恒久平和と反戦を誓った。


 平和を考える作文朗読では、北中3年の伊志嶺元隆君と宮古高校3年の大口海皇君が思い、考える平和について来場者に訴えた。


 伊志嶺君は「平和を願う」と題して、戦争を経験していないからこそ、平和について学び、考え、語り継ぐことの大切を訴え「戦争をなくすのも平和を創りあげるのも僕たち。僕は自分にできることを考え行動する」としている。


 大口君は「『対話』から平和を」との題で、国会での憲法改正の動きについて「世界に向け発信してきた『平和憲法』の概念が崩れつつあるように感じられる」と訴え、「武力」ではなく「対話」による行動を続けることが平和につながると呼び掛けた。


 そのほかにも、会場に訪れた児童生徒に話を聞くと、それぞれが考え、求める平和についての意見が出された。


 東小6年の根間梨結さんは「戦争については友達とたまに話す。そのときは『何で戦争が起こるんだろう』との疑問がみんなから出る。戦争はとても怖いイメージなので今の平和がこれからもずっと続いてほしいと思う」と述べた。


 伊良部高校3年の渡久山伶奈さんは「きょうは戦没者を慰霊する気持ちで参加した。多くの人が戦争の犠牲になり、私の曾祖父や曾祖母の兄弟も戦争で亡くなった。今の平和がこれからも続いてほしい」と話した。


 狩俣中2年の根間陽市君は、学校での平和週間で戦争と平和の尊さを学んできたことに触れ、「今まで以上に戦争の怖さを知った。壕の見学では当時の人たちがどれだけ怖かったのかを感じることができたので、きょうも平和への誓いを新たにすることができた」と述べた。


 そのほか、「戦争のない平和な世界であってほしい」と話す佐良浜中3年の下地生吹(いぶき)君は「戦争は絶対にあってはならないと思うし、そのために何ができるのかをこの慰霊祭で考えたい」と話した。


 平和を祈念する思いは年代に関係なく万人の願い。次代を担う子供たちが活躍する未来に今の「平和」をつなげていきたい。

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