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行雲流水
2015年10月6日(火)9:01

【行雲流水】「平和で豊かな故郷」

 宮古出身の沖縄本島在住者数が、宮古島市の人口を超えた。また、県外の各地で多くの宮古出身者が住み、活躍している。情報手段やメディアの発達もあって、宮古島が発展的に広がったことをイメージさせる。その中で、本元である宮古島の、平和で豊かな発展は宮古を故郷とするすべての人の願いである

▼宮古を含めた沖縄の問題は日本全体の問題である。その問題意識で、宮古出身の知性たちも各地で活躍している

▼宮里邦雄は50年にわたる弁護士活動を記念して『労働者の権利-その軌跡と展望』を出版、その祝賀会が盛大に行われた。氏は語っている。生涯のテーマである「働く者の権利の確立」のために、これからも尽力したい。氏は労働法の権威で、東京大学法科大学院教授、日本労働法学会理事を務め、NHKの「クローズアップ現代」にも出演した

▼氏が代表を務める東京共同法律事務所(所属弁護士人)の機関紙の最新号は特集に「平和、人権、民主主義」をくみ、表紙に辺野古の海中写真を載せ、コラムに書いている。「豊かな自然をことごとく潰して、人為的な施設、それも戦争のための施設を造ることは愚かである」

▼下地恒毅は麻酔学の世界的な権威で、このたび『世界の危機を救う世界連邦』(沖縄から平和を考える)を出版して、平和を探求。友利玄一がその書評を書いている

▼「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会・大阪」の共同代表の芳沢章子(克江)は、母親大会をはじめ、多くの集会や学習会で、「沖縄問題」を訴え続けている。

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