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2015年11月12日(木) 9:04

6700羽をカウント/サシバ飛来数、過去最少

南下のため飛来するサシバの群れ(資料写真)

南下のため飛来するサシバの群れ(資料写真)

 県自然保護課と宮古野鳥の会(仲地邦博会長)はこのほど、伊良部島に飛来するサシバの飛来数調査をまとめ、発表した。10月8日から21日までの2週間、市伊良部庁舎で調査した結果、飛来数は過去42回の調査では最少の6694羽となった(調査体制が築けなかった2004年を除く)。同調査には伊良部中高校の生徒が今年も参加した。


 仲地会長は飛来数の減少について「北から北西寄りの風が吹き、サシバの渡りに好条件だったため、南下する群れが宮古島を通過して、八重山諸島まで南下した可能性をがあるのではないか」と分析している。


 また、定かな理由は明らかではないが、サシバの飛来時期が、寒露より前に始まっていた可能性があると指摘している。飛来数調査前の10月4~7日までに約1万羽が確認されているが、調査期間外のため、飛来数には含まれていない。


 今年から、伊良部大橋開通に伴い、これまで飛来数調査をしていた宮古島の夕陽が丘(松原墓地団地上)での調査は行っていない。


 宮古島への飛来数は伊良部島への数と比較して2012年が8・2%(703羽)、13年が2%(646羽)、14年が4%(311羽)。これらの数字は宮古諸島に飛来するサシバの総数からすると誤差の範囲といえる数字であるため、宮古島での調査は今年から中止となった。


 仲地会長は、宮古島への飛来数が減少している原因の一つとして、土地改良で樹木が切られ、飛来したサシバが羽を休める大きな木が著しく減少していることが影響しているのではないかと指摘している。