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産業・経済
2015年11月20日(金)9:07

子牛、過去最高67万円/肉用牛競り

3カ月連続で更新/年間販売額30億円は確実


子牛1頭平均価格が3カ月連続で過去最高額を更新した宮古市場の肉用牛競り=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

子牛1頭平均価格が3カ月連続で過去最高額を更新した宮古市場の肉用牛競り=19日、JAおきなわ宮古家畜市場

 JAおきなわ宮古家畜市場の2015年11月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は過去最高額の67万4208円で競り落とされた。最高額の更新は3カ月連続。平均キロ単価も2674円とずば抜けて高い。今月は成牛を含めて2億4200万円を売り上げており、11カ月連続で2億円販売を達成した。15年競りは12月期を残すのみだが、年間販売額が30億円に達するのは確実。年間を通して続く高値取引に市場は活気付いている。

 11月期競りには子牛326頭が上場され、全部競り落とされた。最も高く売れた牛は91万1520円。最低価格でも36万7200円と高い値が付いている。

 性別の1頭平均価格は去勢が71万7953円(前月比2万4375円高)、雌も61万4614円(同比2万4583円高)といずれも60万円の大台を超える高値取引が成立した。

 平均キロ単価も高く去勢は2765円(前月比284円高)と今年最高額を付けた。雌も2540円(同比220円高)の過去最高額となっている。

 成牛を含む上場頭数は377頭で、すべての取引が成立している。1頭平均価格は64万1950円、平均キロ単価は2283円。

 子牛が天井知らずの勢いで高く売れる要因は、全国的な素牛(子牛)不足と牛肉の年末需要の高まりが挙げられる。肥育農家の間で子牛の引き合いが強く、県内にある他の市場でも価格の上昇は続いている。今月の競りでは、価格が高すぎて1頭も買えなかった購買者が出たほどだ。

 それほどの高値に市場は活気付いているが、JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの砂川辰夫センター長は「高く売れたが、喜んでばかりもいられない」と気を引き締める。「素牛を出す方は、この高値に見合うような牛を出して、市場の品位を保っていかなければならない」と話し、削蹄を含む競り上場マナー向上の重要性を指摘した。


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