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2015年11月27日(金)9:01

【ひと】宮古島市議会議長/棚原芳樹さん(52歳)

積極行動への環境づくりへ


棚原芳樹さん

棚原芳樹さん

 「議員は行動範囲を広げれば視野も広がっていく。行動し勉強し、市政発展に反映させる環境づくりを目指したい」と抱負を語る。まずは県内でも低いといわれる「政務活動費」(年間一人6万円)の見直しを行い、議員の活動を積極的に支援したい考えだ。

 「市民が関心を持っているのは、不法投棄残存ごみ問題」と指摘。現在、市議会の調査特別委で審査が行われている状況だが「市民が納得できるような結論にならなければいけない」と語った。

 「調査権」がより強い「百条委」の設置を求める声に関しては「私が決めることではない」と明言を避けた上で「調査特別委の最終結論でこれで良いのか、百条委まで持っていかなければいけないのか、議員間で議論したい」と慎重姿勢を示した。

 議員定数(現在26)については「極端に15人、20人でも良いという市民もいる。しかし、地域の声や思いを誰が届けるのかという観点や、例えば定数20の場合、旧平良市から15人前後、旧町村からそれぞれ1人や2人、場合によってはゼロの旧町村の可能性もあり、単に減らせば良いという議論にはならない」と持論を展開。「24人ぐらいまでは何とか良いのかなという思いがある」「政治の空白地帯はつくってはいけないと思う」などと述べ、議員削減には消極的考えを示した。

 「まだまだ未熟ではあるが、前議長に追い付き、追い越せという気持ちで頑張っていきたい。『棚原が議長をやって良かった』と思われるよう誠心誠意、精いっぱいやっていきたい」と語った。

 棚原芳樹氏(たなはら・よしき) 1963年7月13日生まれ。52歳。伊良部字長浜出身。県立農業大学校卒。旧平良市議1期、宮古島市議3期目。座右の銘は「誠心誠意」。趣味は読書。任期は2017年11月12日。

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