04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
政治・行政
2015年12月17日(木)9:06

入手の必要性否定/陸自配備候補地調査報告書

市長「具体的申請受け判断」


自衛隊配備計画の調査報告書について答弁する下地市長=16日、市議会議場

自衛隊配備計画の調査報告書について答弁する下地市長=16日、市議会議場

 下地敏彦市長は16日、宮古島市議会12月定例会本会議の中で、宮古島への陸上自衛隊配備計画の候補地選定のために防衛省が実施した調査報告書について、市として入手する必要性を否定し、防衛省が候補地を絞り込み、具体的な場所の申請が市に行われてから判断する考えを示した。上里樹氏の一般質問に対する答弁。

 上里氏は、共産党が陸上自衛隊配備候補地となっている大福牧場と千代田カントリークラブの2カ所についての報告書を独自に入手したことを紹介し、市でも取り寄せているか否かを確認するとともに、大福牧場周辺の調査地域は一部が水源地に掛かっていながらその点についての記述がないこと、千代田カントリークラブの調査範囲がゴルフ場の2倍の面積となっていながら隣接する千代田集落についての記述がないことを指摘し、「ずさんな調査」との考えを示し、下地市長の見解をただした。

 それに対し下地市長は、報告書の取り寄せは行っていないと答弁。その理由については、防衛省による調査は配備場所の適地を調査し、絞り込みをするためのもので、今後、具体的に絞り込んだ候補地が市へ申請されれば、市ではその申請を関係法令に照らして判断するものとした上で、「事前調査までなぜ市が取り扱わなければならないのかその趣旨が私にはよく分からない」と報告書入手の必要性を否定した。「ずさんな調査」との指摘に関しては「調査内容の良しあしは発注者が判断すること」と答えるにとどめた。

 上里氏が「取り寄せて市独自の分析をすべきではないか」と再度、質問したところ下地市長は「あくまで候補地選定のための調査。具体的にここでやりたいとの申請が挙がってきた時点で私がきちんと調べると言っている。なぜそのことが理解できないのか」と強い口調で入手の必要性を改めて否定した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!