04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
産業・経済
2015年12月25日(金)9:04

「市景観計画に適合」/市審議会が答申

上野の11階建てホテル計画


下地市長に答申する真壁会長(左から2人目)。写真左は下地建設部長=24日、市役所平良庁舎市長室

下地市長に答申する真壁会長(左から2人目)。写真左は下地建設部長=24日、市役所平良庁舎市長室

 宮古島市景観審議会(真壁恵修会長)は24日、上野地区の南岸地域でリゾート開発を進めているユニマットプレシャス(本社・東京、髙橋洋二代表)の市景観計画区域内行為届出書(11階建てホテル建設計画)について、下地敏彦市長に「景観に係わる適切な対策が確認されたため、市景観計画に適合すると認める」と答申した。同審議会は、同地区の海岸地域景観ゾーンでは、今後も開発に伴うホテル計画などが想定されることから「景観形成基準の高さ(7㍍)の見直しを検討してほしい」との提案も行った。下地市長は、旧上野村時代から開発が進められていることを挙げ「歴史的な流れがある。十分、検討していきたい」と前向きに取り組む考えを示した。



 同届け出については、今月3日に開催された第2回市景観審議会で修正案が了承されていた。計画されているホテルは階建てで高さは42・3㍍。


 景観計画では建築物の高さを市街地で15㍍、農地集落は12㍍、海岸では7㍍までと設定しているが、緑化や景観への配慮を行うことで基準が緩和される。

 景観計画が定めた高さの基準を超える建築物が、建築基準法に基づき認可された場合、その建築物の建設を制限させる権限を同審議会は持っていない。


 このことから、審議会では対象となる建物については届出をしてもらい、高さなどが基準を超えている場合には、環境や眺望などにどのような配慮が可能か協議を行いながら、宮古の景観を守っていくことにしている。


 真壁会長は、建築物の高さ見直しの検討を提案したことについて「環境条例が海岸線から100㍍以内は7㍍の制限が入っている。委員はその7㍍の高さをどう判断するか意見交換してきた」と説明し、「眺望を含めて景観に配慮されているということで、今回は認められた」と報告した。


 その上で「今後もホテルなどの計画があると聞いている。これを機会に7㍍の制限を緩和できないかどうか提案する」と述べた。


 同席した下地康教建設部長も「南岸地域のエリアにおける規制を見直してもらいたいということ」と話し、今回の提案は宮古全体ではなく、同地域エリアを限定したものであることを強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!