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スポーツ
2016年1月6日(水)9:02

王座防衛「宮古の星」/ボクシング

比嘉大吾さんの快挙祝う


たる酒の鏡開きをする比嘉大吾さん(中央)と具志堅会長(左)ら=4日、市内飲食店

たる酒の鏡開きをする比嘉大吾さん(中央)と具志堅会長(左)ら=4日、市内飲食店

 WBCユース・世界フライ級タイトルマッチで初防衛に成功した宮古工業高校卒の比嘉大吾さんを祝う会が4日、市内飲食店で行われた。知人、友人のほか学校関係者、経済界の代表らが参加し「比嘉君は宮古の星だ」と祝福。「次はユースではない世界チャンピオンを狙え」と激励した。

 比嘉さんは昨年7月、敵地タイで行われたタイトルマッチを制し、ユース王座のタイトルを獲得。11月には初防衛に成功した。プロデビュー以降の戦績は8戦8勝(8KO)と無類の強さを内外に示している。

 祝賀会では、比嘉さんの恩師でもある下地恵茂さんが「具志堅(用高)会長の跡を継ぐカンムリワシとしてさらに羽ばたいてくれると思う」と比嘉さんの一層の活躍を期待した。

 乾杯の音頭を取った宮古島商工会議所の下地義治会頭は「比嘉君は宮古の誇りであり宮古の星」と手放しで王座防衛を祝福。具志堅会長には「じっくり育てて世界チャンピオンまで伸ばしてほしい」と求めた。

 多くの祝福に対し比嘉さんは「ユース世界チャンピオンになれたことは本当にうれしい。宮古に来てボクシングをしていなかったら今のぼくはない。支えてくれたすべての人に心から感謝したい」と話した。

 その上で「これが最終到達点ではないし、本当の世界チャンピオンにならないと意味がない。必ず達成したい」と意気込んだ。

 祝賀会に参加した具志堅会長は「とにかく強い。世界チャンピオンになる素質は十分ある。早ければ今年中にも世界戦を考えていきたい」と話し、比嘉さんのさらなる飛躍を期待した。

 比嘉さんは浦添市の仲西中から宮古工業に進学。元プロボクサーの知念健次さんの指導を受けて才能を開花させた。現在は白井・具志堅(用高)スポーツジムに所属している。


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