福嶺小仲良し4人組準優勝/キッズ野菜料理コンテスト
「卒業パーティーのメニューに」
【那覇支社】】「大好きな人へ島ヤサイでおもてなしパーティー」をテーマに、第8回キッズ野菜料理コンテスト決勝大会(JAおきなわ主催)が10日、浦添市の琉球調理師専修学校で行われ、宮古地区代表の「一生懸命がかっこいい!」チームが準優勝に輝いた。
メンバーは前回大会で優勝した幼馴染みで、福嶺小学校6年の西川昌吾君と西川耀渚(てるな)さん、池間暖(のん)さん、平一小学校6年の下地大知君。仲良し4人組は宮古島特産の紅いもを使ったイタリア料理の「パスタのパパイヤボロネーゼ」と「ワッフルパンのブルスケッタ風・島野菜の生春巻き」、「ヨーグルト・スティック」の3品を作った。
審査講評では、「蒸した紅いもをつぶしてよく練ったり、ていねいに千切りにして湯通しするなど、手際の良さはプロ並みだと感心した。一生懸命に練習してきたことがよく分かった」と高い評価を得た。
西川君は「二連覇を目指していたので、悔しい思いもあるがうれしい。麺の太さを同じにそろえるよう意識して頑張った。学校の卒業パーティーのメニューなどにも取り入れてほしい」と笑顔で話した。
同コンクールは、こどもたちが地元の旬の野菜を選び、レシピ(献立)を考え調理することで、食や農の大切さを学ぶ姿勢を育成することを目的に毎年開催される。今大会には宮古を含む県内九つのファーマーズマーケットの地区予選を勝ち抜いた小学1~6年生で構成する10チーム37人が出場。地元産野菜や果物、魚、肉などを使った料理3品(主菜、副菜、デザート各1品)を、90分の制限時間内で完成させた。
審査は島野菜の生かし方、味覚、創造性、子どもらしさ、チームワークなど8項目(80点満点)の総合点で競った。食材の5000円分をJAが負担した。