04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
政治・行政
2016年1月28日(木)9:03

高床からコンクリ敷設へ/市農水部

高床からコンクリ敷設へ


台風で壊れた遊歩道。現在は足げただけが残っている。近日中にも撤去しもとの遊歩道の上にコンクリートを敷き詰める予定=26日、友利インギャーマリンガーデン

台風で壊れた遊歩道。現在は足げただけが残っている。近日中にも撤去しもとの遊歩道の上にコンクリートを敷き詰める予定=26日、友利インギャーマリンガーデン

 台風で被害を受けた城辺友利のインギャーマリンガーデンの遊歩道について市は、高床式の遊歩道を撤去し、従来の遊歩道の上にコンクリートを敷くだけの工法に見直すことを決定した。工事を担当する市農林水産部の砂川一弘部長は「当初は60㍍の風速にも耐えられるとしていたが、波に対する認識が甘かった」と話した。予算は一括交付金を活用する予定で、国や県と調整がつき次第、工事に着手する方針。工法の見直しについては地元の友利自治会にも説明し、了承を得ているという。

 遊歩道は完成間近だったが、昨年8月7日の台風13号の高波でアルミ製の手すりと床板が壊れた。市は「災害復旧事業に該当するかどうか」、国や県と調整するとともに、設計の見直しを進めていた。

 地元住民からは、事前説明がなかったことや「景観にマッチしていない」など、公共事業の進め方に疑問を呈し「原状に戻してほしい」との声が上がっていた。

 遊歩道改修工事は、インギャーマリンガーデンの一帯工事(1、2、3工区、総事業費1億6700万円)として行われた。

 1工区も同様に被害を受けたが、災害復旧費(市単独)560万円を充てて復旧する。

 ただ、インギャー駐車場から入江に掛かる橋までの区間の遊歩道整備(2工区)は完了していなかったことから、予算上の裏付けに時間が掛かっている。市農水部では、新年度一括交付金で要求しており「国、県と調整中」としている。

 壊れた遊歩道は、ゆるいS字型で延長107㍍、幅1・7㍍、高さ1・2~1・5㍍の橋のような構造だった。市農水部では「同じ工法だと同様な被害を受ける。原地盤にセメントを敷き詰めて凹凸を無くし、平坦な遊歩道にする」と話している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!