04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2016年5月11日(水)9:02

E3販売、一時停止/エコの島に打撃 

基材ガソリン調達できず


「E3」の販売を一時的に停止している=10日、市内のガソリンスタンド

「E3」の販売を一時的に停止している=10日、市内のガソリンスタンド

基材ガソリンとバイオエタノールを混合して製造する自動車用燃料「E3」の販売が一時的に停止されている。基材ガソリンの供給元企業が石油販売事業から撤退したためだ。供給が途絶え、在庫も尽きたために販売を停止した。市によると6月をめどに再開が期待されているが、「現段階では不透明」だという。当面の措置としてレギュラーガソリンを販売している。


市によると、南西石油が石油製品販売から撤退したことで基材ガソリンの安定供給がストップ。先行きは見通せないという。


E3を販売する給油所は宮古島市を含めて県内に57カ所あるが、いずれも基材ガソリンの調達に苦慮。E3の販売を一時停止するなどして対応している。


宮古島市のスタンドは2週間ほど前からレギュラーガソリンに切り替えることを告知しており、市民に理解を呼び掛けている。


今後は、基材ガソリンの安定供給に向けて具体策が打ち出せるかどうかがE3継続の焦点になる。国を含めて、E3をめぐる関係機関の対応が注目される。


E3は、沖縄本島から調達する基材ガソリンと、宮古島のサトウキビから製造しているバイオエタノールの混合物。バイオエタノールの副産物「液肥」も有効に活用されている。


市エコアイランド推進課では「プレミアム商品券等で認知度も上がっていたところだった。高まっている市民の環境意識がしぼんでしまわないかが心配だ」と懸念。ただ、近くE3に頼らないバイオエタノールの活用を検討する委員会を立ち上げるとし、「伸びる雰囲気はある」と期待した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!