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2016年5月11日(水)9:01

園児がかち割りに挑戦/県宮古農水振興センター

「黒糖の日」消費拡大でPR


黒糖のかち割りと合わせて試食する園児ら=10日、あたらす市場

黒糖のかち割りと合わせて試食する園児ら=10日、あたらす市場

「黒糖の日」の10日、県宮古農林水産振興センター(植田修所長)はJAファーマーズマーケット「あたらす市場」前で黒糖の消費拡大セレモニーを実施した。心愛保育園の園児12人が「ありがとう」「おいしい黒糖」と書かれたたすきを掛け、多良間産黒糖のかち割りに挑戦。黒糖には体に良いミネラルやビタミンが豊富に含まれており、園児たちは試食しながら「おいしい」と歓声を上げていた。  宮古では四つある製糖工場のうち、宮古製糖多良間工場が含蜜製糖(がんみつとう、黒糖)、宮古製糖城辺工場、同伊良部工場、沖縄製糖が分蜜糖(ぶんみつとう、粗糖)を製造している。


含蜜糖は、砂糖結晶と母液の糖蜜を分離せずに全体を固化し、結晶化したもの。分蜜糖は、原糖など糖と蜜との混合物を遠心分離機や布袋に入れて、蜜を分離した砂糖。


2010(平成22)年、県と製糖企業と含蜜糖を生産する市町村で構成する県含みつ糖対策協議会が「5月10日」を語呂合わせで「黒糖の日」と定めた。


セレモニーで、園児たちは元気いっぱいに踊りを披露。参加者らは、大きな拍手を送っていた。


黒糖ブロックの総重量は60㌔。園児たちは軽くて丈夫なゴムハンマーでかち割りした。辺りに甘い黒糖の香りが漂い、食欲をかき立てていた。


主催者を代表して植田所長は「黒糖は、県内八つの離島で生産され、その中でも宮古地域の多良間島は、全体生産量の4割を占め、県内最大の産地となっている。また多良間村では一昨年に全サトウキビ農家が化学肥料や農薬を減らし、環境に優しい農業に取り組む農業者として、エコファーマーに認定されている。多良間産黒糖は、付加価値が高く、健康甘味食材として、全国的にも注目されてきている」と高く評価した。


宮古製糖の饒平名健二農務部長は「宮古製糖多良間工場は2日に今期の製糖を終了した。農家や関係者らの努力により2万683㌧の原料搬入があり、2412㌧の産糖量となった。製造技術の向上で商品として良質な黒糖が出来上がった」とアピールした。


神里美由樹さん(37)は友人と一緒に試食。「黒糖は柔らかく口の中で溶けていたので美味しかった。家庭では黒糖を使ってカップケーキを作っている」と笑顔で語った。  県宮古合同庁舎では9日~13日まで「黒糖の日」パネル展を開催している。


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