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産業・経済
2016年6月25日(土)9:04

マンゴー生産量4割減/2016年

暖気、日照不足影響/県が見込み量を発表


収穫・出荷を控えるマンゴー。減産が見込まれている=24日、市内のマンゴー農園

収穫・出荷を控えるマンゴー。減産が見込まれている=24日、市内のマンゴー農園

 県農林水産部園芸振興課は24日までに、2016年産マンゴーの生産見込み量をまとめた。宮古地区の生産見込み量は前年比4割減の454㌧。気象条件に恵まれず開花が少なく、着果に影響した。県全体の生産量は1292㌧が見込まれており、宮古地区の生産量が占める割合は35%。



 今期のマンゴーは、暖気や長雨、日照不足等の影響で花芽分化が遅れた。一部の園は影響を受けていないが全体的に花は遅れた。


 花芽分化には一定程度の低温と乾燥が必要だが、宮古島地方は11~1月にかけて暖かい気候だった。これに曇天による日照不足、長雨が重なって生育には好ましくない環境が続いた。


 生産見込み量の発表に当たり、県園芸振興課は「開花状況は、15年11~12月の高温と年1月の寒波で開花量が少なく、満開ピークは例年に比べおおむね1カ月程度遅れた」とした。


 着果率の低下については開花期間に着目。例年2~3月の開花期間が今年は4月までずれ込んだことを挙げ「気温の高い後半の花の着果率が低くなった」と分析した。果実の肥大は「おおむね順調」だという。


 県全体の生産見込み量1292㌧は6月13日時点のの調査結果で、統計がある14年の実績と比較して約7割にとどまる。


 地区別の生産量は▽北部351㌧▽中部78㌧▽南部275㌧▽八重山133㌧-が見込まれている。


 今期マンゴーは一部の農園で収穫・出荷が始まっているが、多くの農園の果実は袋掛けの状態にある。収穫のピークは来月下旬になることが見込まれる。


 生産見込み量は、県内5地区の調査データを園芸振興課で取りまとめた。開花から結実までステージごとに4月から6月にかけて4回実施。その結果から生産予想量を導いた。


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