スクールバス3便運行へ/伊良部学校統合協議会
スケジュールなど確認/委員に委嘱状 仲間氏が会長継続
伊良部・佐良浜小学校および伊良部・佐良浜中学校統合協議会(仲間明典会長)の12回目の会合が6日、伊良部公民館会議室で開かれた。会の冒頭は新規、継続の委員に対して市教育委員会の宮國博教育長から委嘱状が交付され、会長、副会長とも継続となった。事務局からは2019年4月開校を目指す小中一貫校について、これまでの経緯と今後のスケジュールが説明され、諸課題について意見を交換した。
あいさつで宮國教育長は「これまでいろいろあったが6月議会では設計業務に関する予算も認められた。これにより作業がスタートすることになった。開校に向けては課題も山積みなので皆さんには積極的な協議をお願いしたい」と呼び掛けた。
会長継続となった仲間会長も委員に対して「伊良部佐良浜の子供たちの明日をつくるためにこれまでも協議を進めてきた。地域の声や学校現場の意見を反映させて良い学校にしていくために協力してほしい」とあいさつした。
今後のスケジュールについて、事務局からは佐良浜中に建設が決定した新校舎と体育館については授業や部活動への影響を最小限にするために現在の運動場に建設し、工事期間中は既存の施設がこれまで通り使用できるよう調整していることが説明された。
そのほか、南区の児童生徒の登下校について運行を計画している路線バスを含めたスクールバス運行については案として、路線バス2台、スクールバス1台を用意。利用人数は19年度予想の165人(小学101人、中学64人)を対象としている。
運行方法としては、1台に60人ずつを振り分けて利用し、3便を予定。学校への到着時間は午前8時を過ぎないよう設定するとしている。
停留所については、日よけや雨よけの屋根設置など、指定した停留所の整備も予定している。
そのほか、意見交換では統合に伴う閉校後の跡地利用については年度からの検討予定に対して、できるだけ早く進めることが要望され、18年度中にも検討を進めることで調整することとなった。
そのほか、小中一貫校の通学手段についてのアンケート結果も報告され、スクールバス(路線バス含む)を運行した場合に「利用する」との回答が全体の7割以上となったことなども説明された。