港の魅力を満喫/みなとフェスタ2016
生き物との触れ合いも/親子連れでにぎわう
「海の日」の18日、平良港で「みなとフェスタ2016」(主催・宮古島市)が開催された。強い日差しと心地よい海風が吹く中、会場にはたくさんの親子連れと観光客らが訪れ、島の生活を支える平良港の役割を学び、海からもたらされる恵みにも感謝しながら多彩なイベントを楽しんだ。
オープニングセレモニーでは、東保育所の園児による踊りやアイラナフラスタジオによるフラダンスが披露され、イベントを盛り上げた。
主催者あいさつで下地敏彦市長は「きょうは子供から大人まで港について学びながら、楽しめる企画を用意した。イベントを通して港の重要性や必要性を学び楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
ヒトデやナマコなど海の生き物たちと触れ合うタッチプールでは、大きなナマコにひるむことなく、笑顔で水の中から持ち上げる子供たちの姿も見られた。
腕の太さの約3倍もある大きななまこをわしづかみにした子供たちからは「ぷよぷよしている」「気持ち悪いけど、おもしろい」などの感想が聞かれ、生き物たちとの触れ合いを楽しんでいた。
与那覇想君(北小4年)は「なまこは気持ち悪くてつかめなかったけど、大きなヤドカリは触ることができた。いろいろな海の生き物に触れられて楽しい」と話した。
想君の母・あずささんも「親も楽しいし、子供たちはいろいろ学べるので良いイベントだと思う」と笑顔で話した。
そのほか会場では、海中で活躍するバックホウ(水中ショベル系掘削機)が紹介されたほか、平良港今昔パネル展や船で行く平良港内見学ツアーなども行われた。
平良港は、宮古島の海の表玄関で人的・物流の交流拠点。国の重要な港湾に指定され、市民や観光客らに親水性の港として親しまれている。