「海の絵画」銀賞に立津兄弟ら/第十一管区海上保安本部
海事関係功労者表彰式典
【那覇支社】2016年「海の日」海事関係功労者表彰式典(主催・沖縄総合事務局、第十一管区海上保安本部、沖縄海事広報協会)が25日、那覇市内のホテルで行われた。「第53回全国中学生海の絵画コンクール沖縄地方展」の沖縄海事広報協会長表彰で、宮古島市から銀賞に立津槙斗君(平良2年)と立津睦良君(同1年)のほか、銅賞に勝連茉莉那さん(同3年)と笠原秀太君(上野2年)らが選ばれた。
立津睦良君は「意外にも上の賞だったので、とてもうれしい。細かい部分にも気を付けて描いた。次は金賞を目指したい」と話した。
一方、沖縄総合事務局長表彰で宮古出身の海事功労者には、事業団体役員で沖縄舶用工業会の渡眞利敏会長、優良船員で琉球海運の仲宗根忍一等機関士、東亜運輸の佐久本正和船長と新崎成世両船長、南西海運の川上保船長と國頭広次機関長が、それぞれ入っている。受賞者を代表して渡眞利会長が謝辞を述べた。
同式典は海の恩恵に感謝し海洋国日本の繁栄を願う日として1995年に制定した「海の日」の記念事業で、港湾関係事業者や優良船員の海事関係功労者、海の絵画コンクール入賞者を、それぞれ毎年表彰する。
式典では、国土交通大臣式辞を能登靖沖縄総合事務局長が代読し、「海洋基本計画の下で、海洋資源開発技術の促進や海洋産業の振興、海上保安体制の強化など、貴重な財産である海を守り活かすための施策を政府一体で進めたい」と強調した。
来賓祝辞で翁長雄志知事(代読・稲福具実企画振興統括監)は「県内海事産業の振興に貢献された努力と功績に対し、心から敬意を表する。今後とも後進の育成指導と海事産業の発展のため、尚一層の力添えを願いたい」と述べた。