真栄城七段がA組優勝/市長杯サマー囲碁まつり盛況
B組は砂川五段、C組浜川四段
宮古島市長杯2016サマー囲碁まつり(同実行委員会主催、日本棋院平良支部・宮古毎日新聞社共催)が24日、市内のこすみ囲碁教室で行われた。A組(六段以上)では若手の真栄城佑次七段格が初優勝した。B組(五段クラス)は砂川栄五段。C組(四段以下)は浜川喜代志四段が優勝し、五段に昇段した。
毎年、宮古島夏まつりのころに開催される同大会は、大勢の囲碁愛好者の参加でにぎわう人気の大会。今年も52人(A組15人、B組18人、C組19人)が参加し、和気あいあいと囲碁を楽しんだ。
開会式で黒島正夫大会実行委員長は「囲碁は若者から高齢者まで楽しめる素晴らしい娯楽文化。大会を支えていただいている宮古毎日新聞社や協賛社に感謝したい」とあいさつした。下地敏彦市長は「大会が毎年盛り上がっていることをうれしく思う。暑い夏に頭も熱くして入賞を目指してください」と激励した。
対局は手合割で行い、盤上では力強い一手一手がぶつかり合う熱い戦いが繰り広げられた。
A組の決勝はベテラン平良博彦七段格と若手真栄城七段格の対戦。ヨセで白番の平良に見損じがあり、黒番の真栄城が半目差で逆転勝ちした。真栄城は「大きな大会で勝てたのは初めて。今後も力を付けて本因坊や名人戦でも頑張りたい」と一層の棋力向上に意欲を見せた。
B組の優勝を決める一番は砂川五段と垣花貞夫五段が対戦した。垣花は中盤まで優勢を維持してきたが終盤に入ってずるずると後退。ついには白番の砂川が逆転し1目半のわずかの差で勝った。砂川は大会初出場で初優勝。「思いがけない優勝をいただいてうれしく思う。今後も愛好者の皆さんと囲碁交流を深めたい」と喜びを話した。
C組の浜川四段と前里玄盛三段の決勝は200手までで白番浜川が中押しで勝った。浜川も初出場で初優勝。「優勝はとてもうれしい。来年の大会にもまた出場したい」と笑顔いっぱいだった。
結果は次の通り。
【A組】優勝=真栄城佑次七段格(4勝)▽準優勝=平良博彦七段格(3勝1敗)▽3位=亀川実六段(3勝1敗)▽敢闘賞=松原信勝六段(3勝1敗)、仲間勝之六段(同)
【B組】優勝=砂川栄五段(4勝)▽準優勝=垣花貞夫五段(3勝1敗)▽3位=本村尚三五段(同)▽敢闘賞=与那嶺健一五段(3勝1敗)、出原忠五段(同)、喜久川盛男五段(同)、下地春義五段(同)
【C組】優勝=浜川喜代志四段(4勝)▽準優勝=前里玄盛三段(3勝1敗)▽3位=塩川博司四段(3勝1敗)▽敢闘賞=池間藤夫三段(同)、上地健三二段(同)、川満心平4級(同)