活用の効果など紹介/デジタル教科書
中学教諭対象に講座
宮古島市立教育研究所の2016年度デジタル教科書活用講座が18日、県宮古合同庁舎で行われた。市内の各中学校の教諭が参加し、デジタル教科書を活用した効果的な学習指導法について学んだ。
デジタル教科書とは、コンピューターやネットワーク、アプリケーションソフトウエアなどのデジタル技術を使って実現される学習教材のことで、タッチパネルや無線LAN機能を装備し、視覚的な表現力の高い教材が利用できるコンピューターを紙媒体の教科書代わりに利用する。
講座では、東京書籍ICT事業本部の川瀬徹部長が「デジタル教科書の操作方法や効果的な学習指導法について」のテーマで講話した。
デジタル教材について、教師の立場からすると▽児童生徒の思考の可視化ができる▽授業ストーリーが作りやすい-ことなどが紹介された。
児童生徒の側からは▽試行錯誤しやすい▽発表しやすい、考えを共有しやすい▽他人の考えを類推する力がつく-などが説明された。
参加した教諭たちは、デジタル教科書が多くの情報量と利便性で、子供たちの学ぶ力を向上させることや、それに伴った指導方法について講話の内容に聞き入った。