社会・全般
2016年8月24日(水)9:03
多良間島で地域保健を学ぶ/JICA研修員
浄水施設なども視察
【多良間】JICA沖縄国際センターと公益社団法人県看護協会は22日、多良間村を訪れ「地域保健システム強化による感染症対策」研修会を実施した。村住民福祉課の波平敏一課長は「多良間島での保健システムや浄水施設視察で、多くのことを学んでほしい」とあいさつした。
研修員は島の防疫、水道や学校施設を視察した。午後からは、村役場で、村の保健事業を学んだほか、視察で疑問に思ったことに関して意見交換会を行った。 質疑応答では▽多良間村の人口について▽多良間村での医療対応について▽多良間村で感染症が発生した時の医療対応について▽中学卒業後、島外へ出る子どもたちへのサポートについて-などの質問があった。
波平課長は「多良間村での感染症は、現在インフルエンザなどもあるが、重大な感染は起きていない。また、医療も村診療所で対応できない産科は島外へ行く。また、島外へ出て行く子どもたちについては、高校生までの医療費の無料化などの支援を行っている」などと答えた。