Gプリンセス初寄港/平良港で歓迎式典
乗客約3000人乗せ宮古島に
米国のプリンセス・クルーズ社が運用する、豪華クルーズ船「ゴールデンプリンセス号」(総トン数10万8865㌧、ジョン・フォスター船長)が24日、宮古島に初寄港した。平良港の岸壁から離れたところに停泊し、乗客、乗組員は同船に搭載されているテンダーボート(補助船)で、平良港まで移動し、上陸した。
初寄港した「ゴールデンプリンセス号」の歓迎式典が平良港ターミナルビル前で行われた。第43代ミス宮古島の3人から、アンドレア・スピナルディ副船長、クルーズディレクターのティム・ドノヴァンさんとニール・グラハム機関長に歓迎の花束が贈られた。
宮古島商工会議所の根路銘康文副会頭が「貴船初寄港に深く感謝する。皆さんには、宮古島の豊かな自然を満喫し、心に残る旅にしてほしい」と同船の初寄港を歓迎した。
式典ではアトラクションとして、砂川美香民謡ショーも行われ、参加した同船の副船長らも三線と歌に合わせ踊る一幕もあった。
「ゴールデンプリンセス号」のスピナルディ副船長は「すてきな歓迎式典をありがとう。プリンセス・クルーズ社を代表して、宮古島への寄港は喜びです。天候にも恵まれ、美しい平良港に入港できた。今後も、宮古島に数多く寄港できることを期待している」と宮古島の歓迎に感謝した。フォスター船長は船内に残った。
同船は同日午前6時分ごろ、平良港沖に姿を見せた。その後大きな船体をゆったりと、海面を滑らせるように港内に入り、下崎埠頭(ふとう)沖にいかりを下ろした。
9歳の娘と家族3人で台湾から訪れたヴィンセント・サイさんは「最近開通した伊良部大橋の見学や、ショッピングが楽しみ、娘の夏休みを利用しての家族旅行」と話し、島内観光に出発した。
この日は「ゴールデンプリンセス号」には乗客2814人、乗組員約1100人が乗船し、乗客のほとんどが宮古島に上陸、市内の観光を楽しんだ。