04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
教育・文化 社会・全般
2016年11月1日(火)9:04

五穀豊穣を願う/伊良部南区でユークイ

「歓喜の踊り」など奉納


御嶽には早朝から多くの住民が訪れ、豊作を願った=10月29日、国仲御嶽

御嶽には早朝から多くの住民が訪れ、豊作を願った=10月29日、国仲御嶽

 伊良部南区の国仲・仲地・佐和田・長浜の四つの集落で10月29日、伝統の豊年祭「ユークイ(世乞い)」が盛大に行われた。4地区の住民らはそれぞれの御嶽に集い、豊作を願いながら歓喜の踊りを奉納した。

 各御嶽では、旧年中の五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、来期の「ユ」(富貴、富の世)を予祝(よしゅく)した。予祝は前祝いの意味で、農耕儀式の一種。

 四つの集落のうち、国仲御嶽ではツカサンマらが神前にご馳走を供えて線香をたき、五穀豊穣や無病息災などを祈願した。また、早朝から多くの住民も御嶽に集まり、歓喜の演舞を披露するなど、喜びを分かち合った。

 国仲自治会の宮国浩行会長は「毎年、こうして多くの方が参加して盛大に開催できることが、とてもうれしい。地域の大切な祭りとしてこれからもしっかり継承していきたい」と話した。

 あいさつで、下地敏彦市長も「多くの住民が参加して地域の行事を盛り上げていることをとてもうれしく思う。昨年に続き今年も雨だが、これも恵みの雨だと思う。私たちも伊良部地域の発展のためにこれからもしっかり取り組みたい」と述べた。

 御嶽では、男性たちが祝いの酒を酌み交わし、最後はみんなでにぎやかに踊りながら、祭りを盛り上げた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!