04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
社会・全般
2016年11月13日(日)9:07

宮糖 3工場一斉に年内操業/16-17年期キビ

城辺27年ぶり12月17日/生育良く、糖度上昇見込む


3工場の2016年-17年期キ操業日程及び生産量、糖度

3工場の2016年-17年期キ操業日程及び生産量、糖度

 宮古製糖(安村勇社長)は12日、2016-17年期のサトウキビの操業を3工場ともに年内に開始すると発表した。城辺12月17日、伊良部12月1日、多良間12月20日にそれぞれスタートする。今期のキビは気象条件に恵まれ、台風の影響も少なく、同社によると生育が良く糖度の上昇が期待され「近年にない豊作型」。特に城辺は万㌧超の原料搬入が見込まれていることから1989年以来年ぶりの年内操業に踏み切った。3工場一斉は初。



 年内操業は11日に行われた同社常務会と管理職会議で決定し、12日に安村社長が同社で会見し発表した。


 安村社長は「これまでにも台風や干ばつが繰り返され、12月には基準糖度帯に達しないキビが全体の8割にも満たないことや、生産量も10万㌧以内だったことなどから、年内操業に踏み切れなかった。農家からも『正月を済ませてから』という声が多かった」と説明した。


 3工場一斉に年内操業する理由として①城辺で12万㌧超の原料が見込まれる②糖度など品質面が期待できる③株出し管理が効率的に行える-など条件がそろったことを強調。「先伸ばしして4月まで操業するより、早めに始めた方が良いと判断した」と述べた。


 3工場合わせた生産見込み量(11月1日現在)は約21万3000㌧で、前期に比べ約1万3000㌧の増加。


 工場別内訳は▽城辺12万6500㌧(前期12万3744㌧)▽伊良部6万3820㌧(同5万5674㌧)▽多良間2万2750㌧(同2万683㌧)-で、いずれも前期を上回っている。


 糖度(同)は▽城辺12・10度▽伊良部12・88度▽多良間11・81度-となっている。


 3工場管内とも基準糖度帯(13・1~14・3度)に達していないが、安村社長は「週ごとに上がっており、向こう1カ月間で1度は上がる。12月、1月にはもっと上昇する」との見通しを話した。


 沖縄製糖宮古工場はボイラー設備工事のため、来年1月中旬開始の方向で準備を進めている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!