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2017年1月12日(木) 9:07

沖糖、製糖操業を開始/無事故・無災害願う

平均糖度14・37度と高水準


大型トラックが次々とキビを搬入=11日、沖縄製糖宮古工場

大型トラックが次々とキビを搬入=11日、沖縄製糖宮古工場

 沖縄製糖宮古工場(砂川玄悠工場長)で11日、2016-17年期のサトウキビ製糖操業が始まった。砂川工場長ら関係者100人余が参加し、赤名宮に安全第一で無事故・無災害を祈願した。初日の原料搬入は1160㌧、平均糖度は前期の初日(昨年12月8日)より0・7度高い14・37度で基準糖度帯(13・1~14・3度)を上回る幸先のよいスタートを切った。砂川工場長は「まれに見る高い糖度。農家の手取り額に期待が持てる」と声を弾ませた。


 キビ搬入に伴い、圧搾機が24時間体制で本格的にフル稼働した。同工場の年明け操業は3年ぶり。宮古圏域には4カ所に製糖工場があり、このうち昨年12月に宮古製糖伊良部工場、同城辺工場、同多良間工場の順に今期操業を始めた。沖糖宮古工場の操業開始に伴い、宮古全域は操業期の一色に包まれた。


 今期は前期比5278㌧増の15万250㌧の豊作を見込む。1日当たりの圧搾量は1900㌧。操業日数は3月いっぱいまでの80日間を予想。キビの総量に対し製糖できた量の割合を示す歩留まりは12・5%台とし、砂糖生産量は1万8800㌧以上を目標に掲げている。


 砂川工場長は「今年度のキビ作柄は株出し栽培の奨励効果に伴う収穫面積の拡大に合わせて生産農家の皆さんの懸命な肥培管理が行われた。気象条件に恵まれたことで、台風、干ばつの被害も少なく、平年に比較し品質、生産量ともに豊作を予想している」と述べた。


 その上で「新設ボイラー並びに各設備の機能を十分発揮し目標達成に努める。これからも宮古経済を支える糖業振興発展に励む」と決意を新たにした。


 下地敏彦市長、植田修宮古農林水産振興センター所長が激励の言葉を述べ、宮古全体で37万㌧以上の大豊作を予想した。


 次いで下地市長ら15人による鏡開きで景気付けた。


 キビ栽培は▽春植え▽夏植え▽株出し-の3作型。これまで夏植えが多かったが、今期は株出しが夏植えを逆転した。