2017年4月29日(土) 9:01

【美ぎスマ】郷土愛絆結ぶ/城辺地区友利

 城辺地区にある友利は当地発祥の民謡(名歌)を歌い競う「なりやまあやぐまつり」で全国に知られる集落。毎年「十五夜」の前後に開催されるまつりには2000~3000人が訪れ、無数に灯るろうそくや海上ステージなどの光景が幻想的な会場に響く歌・三線を楽しむ。友利隆雄部落会会長は「友利の住民は郷土愛が強い。その心意気がまつりを支えている」と自負した。農業は地下ダムの水(かんがい用水)を力に野菜栽培が盛んになった。友利の歴史は古く元島の最近の発掘調査で5~8世紀ごろの貝斧や人が飼っていた可能性のあるイノシシの骨が出土した。


公民館で7団体が模合
結の会「なりやまあやぐまつり」支援に一丸


公民館で模合を開く団体の幹部たちが参加している「結の会」

公民館で模合を開く団体の幹部たちが参加している「結の会」

 友利では「結の会」「農業者会」「郷土芸能保存会」「グルクンの会」「さるかの里友利支部」「友利獅子舞保存会」「友利老人会婦人会」など7団体が毎月公民館で模合を開く。公民館が模合座として多くの団体に利用されている集落は珍しい。結の心(協力心)や結束力が強い友利ならではの地域活動で、住民の交流促進や地域の産業・文化発展の原動力になっている。


 結の会(会員30人、砂川武次郎会長)は、公民館で模合をする団体の幹部らが参加する中心的な団体。会員のほとんどは、なりやまあやぐまつり実行委員会(奥浜健会長)の委員も兼ね、祭りの際は企業まわりなどをして運営費(寄付)を募る「実働部隊」の役割を担う。今年の祭りは10月8日の開催を予定し、会員の寄付集め行動は6月下旬ごろから始まる。


 「なりやまあやぐ」は友利発祥の宮古を代表する民謡。まつりは2006年に始まり、今年で12回目を迎える。


 第1回から5回までまつり実行委員会長を務めた奥濱貞夫さんは「歌碑建立を多くの皆さんに祝ってもらったことや第1回まつりが盛況裡に終わった時の喜びは口では表せない」と話し、支援した関係者に感謝する。「祭りの知名度が年々上がり今では全国的なまつりに育ったと言っても過言ではない」とも語った。


 現在実行委員会長を務める奥浜健さんは「これまで以上に、なりやまあやぐまつりを全国に発信し宮古観光の発展にもつなぎたい。まつりを通して伝統文化を後世に引き継いでいくことも私たちの務め」と今後を展望した。


 なりやまあやぐまつり実行委員会は2013年、「なりやまあやぐを謡い継ぐふるさとづくり」が評価され、県から「沖縄、ふるさと百選」の認定を受けた。


 友利農業者会(砂川博紀会長)はゴーヤーやトウガン、カボチャなどを生産する仲間たち。会員は人。模合は7日に開く。野菜栽培面積は地下ダムの水が入って以降、増えていった。模合では高品質野菜の生産技術などについて情報を交換する。県の職員を講師に勉強会も開いている


 友利郷土芸能保存会(会員約60人、川満忠勝会長)は2016年、地域文化の振興に貢献したとして県文化協会長表彰を受けた。友利では獅子舞やクイチャー、ミルク口説などの伝統芸能が長年継承されている。


 公民館で模合を行っている団体は次の通り。


 結の会(30人、砂川武次郎会長)▽友利農業者会(19人、砂川博紀会長)▽友利郷土芸能保存会(約60人、川満忠勝会長)、グルクンの会(漁業関係、13人、下地敏次会長)、さるかの里友利支部(10人、下地弘支部長)、友利獅子舞保存会(約15人、砂川政作会長)、友利老人会婦人部(10人、友利満子会長)

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