04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
イベント スポーツ
2017年4月24日(月)9:06

絆の再戦、笑顔で区切り/鷲津と酒井

引退、復帰レース重なる


互いの健闘をたたえ合う鷲津奈緒美(右)と酒井絵美=23日、市陸上競技場

互いの健闘をたたえ合う鷲津奈緒美(右)と酒井絵美=23日、市陸上競技場

 ライバルであり、良き親友-。現役復帰レースを制した鷲津奈緒美と引退レースで2位の酒井絵美。2人は導かれるように宮古島大会で再戦を果たし、熱いレースを繰り広げた。

 9年ぶりに公式レースに戻った鷲津。練習再開に当たっては、酒井に指導を仰いだ。酒井は快く引退レースで戦うであろう強敵の復帰を歓迎。効率的に負荷を掛けるトレーニングの内容を余すことなく伝えた。

 図らずも、鷲津の現役復帰と酒井の引退レースが宮古島大会で重なった。鷲津が「運命を感じた」と振り返れば、酒井も「何かの縁を感じた」と語り、互いに強い結び付きを思った。

 レースは先行する鷲津を酒井が追う展開に。最終的に鷲津が逃げ切り、3度目の優勝を飾った。くしくも酒井の優勝回数と並んだ。

 鷲津は「酒井さんは『奈緒美が出ないと楽しくないんだ』と言ってくれた。奈緒美が出ると刺激になって楽しいと。レースに間に合って本当に良かった」と声を詰まらせた。

 2位でゴールする酒井をゴールで迎えると、2人は抱き合って互いの健闘をたたえ合った。

 敗れた酒井の表情はさわやかだった。「敗れたことは悔しいかな。でも良い意味ですっきりしている。彼女の復活がうれしかった」と笑った。「彼女から『長い間お疲れさま』という言葉があった。『長い間競技を続ける酒井さんのすごさを実感した』という言葉もいただいた。本当にうれしい言葉だった」と鷲津のねぎらいに感謝を込めた。

 宮古島大会で競い、力と技を高め合った2人。誰よりも好きな大会で、一つの区切りを迎えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!