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政治・行政
2017年4月28日(金)9:06

下地氏が出馬表明/多良間村長選

「課題解決を図る」/政策に農畜産振興など


当選に向け「ガンバロー三唱」で気勢を上げる下地氏と支持者ら=27日、塩川の後援会事務所

当選に向け「ガンバロー三唱」で気勢を上げる下地氏と支持者ら=27日、塩川の後援会事務所

 【多良間】前多良間村長の下地昌明氏(65)は27日、同村塩川の後援会事務所で記者会見を開き、6月25日投開票の村長選に出馬することを正式に表明した。下地氏は「豊かで明るく活力と元気あふれる村づくり」を基本に、サトウキビなどの農産物や畜産振興など八つの基本政策を挙げ、「課題解決を図り発展する村の建設に取り組んでいきたい」と決意を示した。後援会長には前議長の西平幹氏が就いた。

 下地氏は出馬する理由について、村民と議会との対話を強調。「行政と議会は車の両輪といわれている。議会の方々と共に、村の発展につなげていきたい」と述べた。

 また、村長時代の2期8年間の実績を示した上で「村職員との距離感を無くし、コミュニケーションと融和を図り、村民目線での行政を行いたい」と話した。

 村の課題として▽人口の減少▽特産品の開発▽観光産業の育成▽医療福祉や子育ての充実▽農産業の振興-などを挙げ「有識者や村議会、村職員らを交えて、大胆にして細心に課題の解決を図り、村の建設に取り組んでいきたい」と決意を示した。

 西平後援会長は「下地氏を当選させたいとの声が広がっている。さらに支持者の輪を広げていこう」と述べ、さらなる団結を訴え。村議会有志会を代表して森山実夫議長が「村民の期待に応えられる下地氏を村のリーダーにしていこう」と協力を呼び掛けた。

 最後は全員で「ガンバロー三唱」を行い、当選へ気勢を上げた。

 多良間村長選には、現職の伊良皆光夫氏(61)が出馬を表明しており、前回同様、2人による一騎打ちの公算が高まっている。

 【下地氏の基本政策】①サトウキビ産業の拡充推進と畜産、カボチャ作等の振興②将来を担う子どもたちの福祉と教育環境の整備③村民第一のきめ細かな福祉と施設や機能の充実強化の取り組み④交通体系と通信基盤等の整備⑤U・Iターンの受け入れの取り組みと人口の安定化⑥自然環境の保全と生活環境の整備⑦行財政改革の推進と職員とのコミュニケーションを図る⑧一括交付金のより良い活用による特産品の生産加工、直売所建設や販路拡大の取り組み

 下地 昌明(しもじ・まさあき)1951(昭和26)年10月11日生まれ。65歳。多良間村仲筋出身。拓殖大卒。81年村議会議員に初当選し5期連続務めた。副議長、議長を歴任し2005年6月の村長選で初当選。2期務めた。


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