GWの大野山林散策/宮古自然クラブ
中学生2人がガイド
宮古自然クラブ(岡徹代表)の平良航大君(北中3年)と親泊千明さん(平良中3年)がエコガイドを務めた「中学生ガイドと行くGW散策!」が3日、大野山林で行われた。親子連れら約30人が2人のガイドで、夕方の大野山林の生き物たちの観察を楽しんだ。
2人は散策に先立ち、県立宮古青少年の家ピロティーで、大野山林に生息するインドクジャクが「野鳥の敵なのか」や、大野山林が抱える不法投棄などの問題について発表した。
親泊さんは、インドクジャクの食べている餌は、ほかの野鳥と競合するため、他の野鳥の生息に影響が出ること。また、インドクジャクは大野山林だけではなく、広く分布していることなどを発表した。
平良君は、大野山林には不法投棄が多く、そこに生息する生物にストレスを与えている。また、宮古島の森林率は低く、そこに住む生物に影響を及ぼす恐れがあると指摘し「これ以上、大野山林の緑を減らさないでほしい」と訴えた。
一行は、午後6時30分すぎから、2人の中学生のガイドで大野山林内を散策し、植物や樹木などの観察を楽しんだ。
宮古自然クラブで岡代表の指導を受けた2人が、初めてガイドに挑戦した。