2017年5月21日(日) 9:07

比嘉、世界王者に/WBCフライ級タイトルマッチ

6回TKO、13戦連続/県勢25年ぶり王座獲得


 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチが20日、東京有明コロシアムで行われ、同級1位で宮古工高卒の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツジム)が前王者のファン・エルナンデス(メキシコ)に6回TKO勝ちし、同級王座に就いた。県勢の世界タイトル獲得は25年ぶり。比嘉は敬愛する県出身の具志堅用高(元ライトフライ級世界王者)と同じ21歳で世界の頂点に登り詰めた。



 比嘉は一回から前に出るボクシングで距離を詰めたが、エルナンデスの軽快なフットワークを前に序盤の攻撃は精細を欠いた。
 比嘉に形勢が傾いたのは五回。左フックでダウンを奪うと勢いに乗った。


 六回は猛攻。右脇腹への強烈なボディでひざを付かせると、そのまま手数を上げて追い込み、最後も左右のボディーブローで前王者をマットに沈めた。


 相手をじりじりと追い詰めて仕留める比嘉のボクシングはこの日も冴えた。プロデビューから13戦連続となる圧巻のKOショーに観客は大いに沸いた。


 勝利インタビューで比嘉は「会長、トレーナー、ジムの選手、応援してくれた人のおかげ」と感謝の気持ちを表した。相手が計量オーバーという事態にも冷静に対応できたと言い、「減量にも耐えた。そういう意味では相手より気持ちは強いと思っていた。最高の結果で良かった」と話した。


 比嘉は浦添市出身。WBAライトフライ級元王者の具志堅に憧れ、宮古工業でボクシングを始めた。その後、具志堅が会長を務める白井・具志堅スポーツジム入り。2014年6月にプロデビュー。15年7月にはWBCユースのフライ級王座を獲得し、16年7月には東洋太平洋同級王座に就いた。強いボディーブローを打つ右ファイター。160・5㌢。21歳。

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