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教育・文化
2017年8月27日(日)9:04

勝連学さん県で1位/牛削蹄競技

九州へ宮古初の快挙/1級資格も取得、現役唯一


第1回沖縄地区牛削蹄競技大会で1位になった勝連学さん=9日、県南部家畜市場(県牛削蹄師会宮古支部写真提供)

第1回沖縄地区牛削蹄競技大会で1位になった勝連学さん=9日、県南部家畜市場(県牛削蹄師会宮古支部写真提供)

 第1回沖縄地区牛削蹄競技大会(主催・県牛削蹄師会)がこのほど、県南部家畜市場で行われ、勝連学さん(33)=城辺西西=が1位となる優秀賞に輝き、第40回九州・沖縄地区競技大会(9月1日、宮崎で開催)に、県代表として出場することが決まった。宮古地区からは初の快挙。今年6月には、宮古では数十年ぶりといわれる1級削蹄師を現役では唯一取得した。



 牛削蹄師は、牛の伸びた蹄(ひづめ)を削って形を整える。日本装蹄師会が認定する2級と1級があり、1級は2級の資格取得後4年以上を経過した人が対象。


 勝連さんは現在、1級の資格取得後9年以上を経過した後に試験が受けられる「指導級認定」に向け勉強中という。


 勝連さんは「優秀賞に選ばれたのは大変うれしい。これからも県削蹄師会宮古支部の技術向上のために、みんなと切磋琢磨しながら宮古の畜産農家に貢献していきたい」と喜びと抱負を語った。


 削蹄は、子牛と親牛の健康維持のためには、年2回が必要といわれている。削蹄することで、牛の立ち姿が良くなることから、競り市場では購買者に好影響を与えるほか、産地を支える重要なマナーと位置付けられている。


 宮古地区では削蹄率は低かったが、近年は生産農家の意識が高まり今年は約7割にまで向上した。


 ただ、削蹄率が向上する反面、削蹄師が足りなくなった。県牛削蹄師会宮古支部では、講習会と認定試験を宮古で開催し、削蹄師の数を増やしてきたが、今度は技術力の向上が課題となっていた。


 勝連さんの1級取得と県大会での1位は、宮古地区における削蹄師の技術力の高さを示したもので、同支部では「削蹄師を目指す人や、1級取得へ頑張っている人たちの大きな励みになる。宮古の畜産振興にもつなげていければ」と喜んでいる。


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