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教育・文化
2017年9月12日(火)9:04

自分の方言事典を作ろう/講師に狩俣さん

すまふつ普及人材養成講座


宮古方言に関心がある市民らが参加したすまふつ普及人材養成講座=10日、県宮古合同庁舎講堂

宮古方言に関心がある市民らが参加したすまふつ普及人材養成講座=10日、県宮古合同庁舎講堂

 すまふつ(島言葉)普及人材養成講座(主催・県、県文化協会)が10日、県宮古合同庁舎で行われた。講師の狩俣繁久さん(琉球大学国際沖縄研究所教授)が、宮古方言事典の作り方を指導した。参加者たちは、消滅の危機にある宮古方言を記録として残し、普及と継承につなげていこうと意欲的に取り組んだ。



 今回の講座は「自分のすまふつ事典を作ろう」と題し、11月までの計6回開かれる。


 初回は「導入編」「実践編」が行われ、狩俣さんは「方言の記録が無くなると、両親がどうやって自分たちを育ててきたのかの記録が失われる」と話し、方言事典の意義を訴えた。
 方言は文字で記しても正確に伝わらない場合があるとして「まずは聞くこと。文字と一緒に、自分の声や親、祖父母の声で残すことが大切」と話した。


 「方言は地域ごとで違ったり、同じ集落でも海側と山側、また年代別でも違ってくる」と指摘。事典作製の大事なこととして▽違いを見つけること▽自分の声や親の声を録音する▽自分の知っていることや経験を書く-を挙げ「表記は人それぞれ。答えは一つではなく、自分の方言を書くこと」と呼び掛けた。


 講座には、すまふつボランティアとして認定された人や、宮古方言に関心があり学んでみたいという市民ら約人が参加。狩俣さんの指導を受けながら「頭」「髪の毛」「つむじ」などをそれぞれの地域の方言にした後、「きょうは頭が痛い」などと例文にして記していた。


 講座は誰でも受講できる。問い合わせは市文化協会事務局(電話76・6708)まで。


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