04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2017年11月8日(水)9:06

大臣賞の喜び共有/県畜産共進会

荷川取さん「一生の思い出」/市長「農家の励みになる」


市長に入賞を報告する(左から)砂川さん、上地さん、荷川取さん=7日、市役所平良庁舎

市長に入賞を報告する(左から)砂川さん、上地さん、荷川取さん=7日、市役所平良庁舎

 第43回県畜産共進会で農林水産大臣賞を受賞した荷川取衛さん(83)らが7日午後、下地敏彦市長に受賞報告を行った。荷川取さんは「大臣賞は一生の思い出になった」と感慨深げに報告。下地市長は「素晴らしい快挙だ。宮古の農家の励みになる」と話し、最高賞の喜びを分かち合った。荷川取さんら3人の上位入賞者は次回団体賞の獲得に向けて決意を新たにした。

 畜産共進会は3日、糸満市で開かれ、若雌第1類の部で城辺の荷川取さん所有の「ともこ」号が優秀賞1席を受賞。併せて各部門の優秀賞1席の中で最高評価となる農林水産大臣賞を獲得し、宮古島市からは16年ぶりの快挙となった。

 同じ部門で、上野の農業生産法人大海(上地良淳代表)の「たいかいみさ」号が同賞3席に入った。成雌第1類の部では下地の砂川健治さんの「さとみ」号が同賞を受賞している。

 受賞者3人は7日、市役所平良庁舎を訪ねて下地市長と面談した。

 荷川取さんは「農林水産大臣賞を受賞できるなんて夢のようで、一生の思い出になった」と喜び、「共進会にもう一度挑戦し、もう1回賞を取り、また市長に報告したい」と話した。

 大海の上地さんは「皆さんの応援のおかげです」と感謝し、砂川さんは「荷川取さんに負けないようにこれからも頑張りたい」と再挑戦に意欲を見せた。

 下地市長は「大臣賞はなかなか取れない賞。本当におめでとう」と手放しでたたえた。また、3頭の上位入賞に「出品前から期待されていた牛だが仕上がりが素晴らしかった。この結果は宮古の農家の励みになる快挙だ。ますます頑張ってほしい」と激励した。

 報告会には農業振興会や家畜保健衛生所、JA宮古地区畜産振興センターの代表らも同席して3人の入賞を喜んだ。それぞれ団体賞に触れ、「今年は小差で逃したが、団体賞はもう目の前にある」(仲村敏家畜保健衛生所長)と話し、一層の飼養管理技術の向上に大きな期待を込めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!