2017年11月9日(木) 9:07

絶景見ながら足湯/天然ガス実証調査開始

市、温浴や農業への活用探る/城辺海宝館


下地市長(左奥)ら関係者が温泉水を活用した足湯に入り天然ガス利活用を図る実証・調査のスタートをアピールした=8日、城辺保良・海宝館

下地市長(左奥)ら関係者が温泉水を活用した足湯に入り天然ガス利活用を図る実証・調査のスタートをアピールした=8日、城辺保良・海宝館

 宮古島市は8日、天然ガスの利活用方法を探る実証・調査をスタートさせた。城辺保良の海宝館の敷地内に足湯を設置し、温浴事業としての可能性を探るほか、農業や水産活用への実証など四つの事業を実施する。市は今回の実証事業を経て、将来的には事業化の実現を目指す考えだ。開始式で下地敏彦市長は「島の恵まれた資源が、島の環境と経済振興に寄与することを期待する」と述べた。


 同事業は、県が2011年度に「天然ガス資源緊急開発調査事業」として、宮古島市などを対象に調査を実施。12~14年にかけて行った試掘調査で、城辺保良に天然ガス資源が確認された。


 工事関係者によると、実証・調査は、城辺保良の天然ガス試掘井戸から約350㍍の配管を通して温泉を引き込み、海宝館敷地内の施設でガスと温泉水に分け使用する。


 温泉水は1日約300㌔㍑出ており、それを足湯に利用する。


 温度は約60度だが、43度ほどに調整されている。


 足湯には10人ほどが座れ、保良海岸から東平安名崎へと続く光景が一望できる。


 誰でも無料で入れ、時間は午前9時~午後4時30分まで。年中無休で来年3月まで利用できる。午後4時30分以降は、安全対策のため湯を抜く。


 開始式では下地市長がバルブをひねって温泉水を出し、さっそく膝の下を湯に浸して感触を楽しんだ。


 足湯のすぐ隣には、ハウスを設置。ガスや熱を利用して温度管理を行い、冬場に生産力が低下する葉物野菜の栽培促進を図る実証・調査を行う。今年度はオクラで実証する。


 また、メタンガスを利用した小規模発電の実証を行うほか、水産分野では温泉水を利用して陸上養殖の可能性を検討する。


 今後の展望として市は①事業化の可能性に向けた取り組み②温泉水の宅配事業を含めたリゾート施設との連携③ガス発電による非常用電源としての可能性-などを挙げている。


 広い範囲での展開を見据えながら、次の井戸の掘削に向けた地質調査も検討している。

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    平成29年11月1日現在

    宮古島市 54,122 人
    27,038 人
    27,084 人
    世帯数 26,283軒
    多良間村 1,180 人
    636 人
    544 人
    世帯数 526 軒
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