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2017年11月19日(日) 9:03

目標持ち実現へ努力を

東大卒の村田さん講演会/佐良浜小中PTA主催


村田さん(手前左)が伊良部島で過ごした少年時代や東大進学に向けてまい進した学生時代を振り返りながら講話した=17日、佐良浜中学校

村田さん(手前左)が伊良部島で過ごした少年時代や東大進学に向けてまい進した学生時代を振り返りながら講話した=17日、佐良浜中学校

 佐良浜小学校と同中学校PTA主催の「伊良部島の先輩に学ぶ教育講演会」が17日、同中学校体育館で行われた。両校の卒業生で東京大学に進学し、現在は大和証券営業企画部長として活躍する村田勝安さん(49)が「私の中学校時代~進路決定、人生において何が大切か~」をテーマに講話し、教育は自分への投資であり、やりたいと思うことを早めに設定してそれに向かって努力することを呼び掛けた。


 村田さんは、小中学校時代を伊良部島で過ごした。まだ伊良部大橋もなく、情報も少ない島の中で図書館から本を借りて読み、そろばんに熱中したことを紹介した。


 親の手伝いでやっていた農作業について「自分には向いていない思った。そのためには漠然と島を出る必要があると思った」と振り返った。


 当時の村田さんは、島を出るためには大学を目指す必要があり、将来どんな仕事をするにも大学進学しないといけないとの判断になったという。


 そんな中で、当時の開校したばかりの私立の沖縄尚学高校の進学を促され、同校への進学を決断した。


 当時、島には塾もなく自分の偏差値も分からない状況で、沖縄尚学のレベルの高さを知ってその差を感じた。


 それでも、島を出ると決め、大学進学を目標に設定したことで、努力を重ねて合格を勝ち取った。


 高校に入ってからは沖縄本島の親せきを頼って高校生活を送りながら、国立大学進学に向けて勉強に励み1浪を経て東京大学文科二類(経済学部)に入学した。


 村田さんは、大自然に囲まれた島で過ごした少年時代や将来の目標に向かって島を出る決意をした中学校時代を振り返りながら、目標を持って進むことで未来が開けることを後輩たちに訴えた。