04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
政治・行政 産業・経済
2017年11月29日(水)8:59

キビ肥料購入費を助成/台風被害で市とJA

1袋当たり25%以内


台風被害に伴う支援策を告知する下地市長(左)と大城理事長=28日、市役所平良庁舎

台風被害に伴う支援策を告知する下地市長(左)と大城理事長=28日、市役所平良庁舎

 今年9月の台風災害に伴うサトウキビ生産農家への支援策として、宮古島市とJAおきなわが肥料購入費の一部を助成する。1袋当たり25%以内を補助するもので、今月30日まで受け付ける。下地敏彦市長とJAおきなわの大城勉代表理事理事長が28日会見し、制度の活用を呼び掛けた。

 対象は台風被災したサトウキビ農家。肥料「化成804」の購入費の一部を助成する。JAによると、11月28日現在の化成804は税抜き1624円。この金額の25%以内を助成する。

 申請の方法は、すでに行政連絡員を通して配布されている申請書に必要事項を記入してJA各支店資材店ほか市農政課、JAさとうきび対策室に申し込む。申請書が必要な人は、各申請窓口で受け取れる。

 申請は30日まで受け付ける。肥料の供給期間は12月中旬から来年2月末。

 市とJAは、台風被害の大きさを踏まえて支援策の協議を行ってきた。結果として肥料購入費の一部助成を決定。それぞれ1300万円ずつ予算を出した。

 会見で下地市長は「農家の皆さんには、この制度を利用してサトウキビの生産振興に努めてほしい」と話すとともに、申請漏れがないよう呼び掛けた。

 台風一過、自身宮古島市に足を運んで被害の状況を確認したJAの大城理事長は「災害の大きさを目の当たりにした。大きな影響を与えかねない」と危ぐし「この制度を活用して経営の安定を図ってほしい」と多くの農家に利用を促した。

 台風18号直撃による宮古島市と多良間村を合わせたサトウキビの被害額は5億5800万円だった。収穫面積5426㌶に対する被害率は7・4%。2011年、農作物に甚大な損失を与えた台風2号直撃時に次ぐ大きな被害となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!