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【特集】新年号
2018年1月1日(月)8:56

全国へ羽ばたけ/柔道

県大会で初出場初優勝/下地徹昇君(東小3年)


今年も県大会優勝を狙う下地徹昇君=宮古島署

今年も県大会優勝を狙う下地徹昇君=宮古島署

 下地徹昇曰く「世界一を目指す」-。東小学校3年の下地徹昇(宮古島警察署少年柔道クラブ所属、小学生3級)。2016年の第13回全国小学生学年別柔道大会沖縄予選で3年男女26㌔超級で初出場で初優勝を果たした。翌17年は新報児童オリンピック柔道で49人が出場した3年男子の部で優勝した。今年も連覇を狙う。「柔道は、きれいに投げたり、大会に出るといろいろな相手と対戦できる」のが徹昇の柔道の楽しみ。

 徹昇は週3日、約2時間ほど、宮古島署の少年柔道クラブで稽古に汗を流す。はじめの1時間は全体稽古。柔軟体操や受け身の稽古、立ち技、寝技の技術的な指導を受ける。

 稽古終盤、乱取りに入ると、徹昇の表情がより引き締まる。全体稽古の後、給水休憩を取る。子供たちの額には汗が吹き出している。このときは9歳の少年の表情に戻る。休憩後に個別指導を受ける。合わせて2時間の稽古だ。

 一緒に稽古している仲間は友達でもあり、ライバルでもあるという。

 10年以上、クラブで少年たちを指導している砂川輝幸2段は「徹昇は、稽古に来ると、必ずといって良いほど、仲間何人かと個別指導を受ける」と、熱心さを話す。砂川さんは「宮古島には柔道の道場が、宮古島署しかない。スポーツアイランドを標榜している島なので、もっと道場が増えることで、裾野も広がり、逸材も出てくると思う」と、宮古島の道場数が増えればと願っている。

 柔道は「道」。礼儀を重んじる。稽古時には、指導者に礼、お互いに「よろしくお願いします」と礼をする。「道」は礼に始まり礼に終わる。稽古での礼儀は身についているかとの質問に、徹昇は「う~ん。あんまりやらないかな。でも、柔道を始めて先生にはきちんとあいさつする」と小学生らしい答えが返ってきた。

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