2018年1月13日(土) 8:54

【時事】相次ぐ事故、募る不安/ヘリ窓落下から1カ月

校庭にカメラ、使用自粛続く


米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリから窓が落下した事故を受け、普天間第二小学校の職員室に設置された監視カメラのモニター=9日午後(宜野湾市教育委員会提供)

米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリから窓が落下した事故を受け、普天間第二小学校の職員室に設置された監視カメラのモニター=9日午後(宜野湾市教育委員会提供)

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の米海兵隊CH53E大型輸送ヘリコプターの窓が普天間第二小学校(同市)に落下した事故から、13日で1カ月。同校では9日に始業式が開かれたが、いまだに校庭を使えない状況が続く。上空飛行を確認する監視カメラ設置などの安全対策が取られたが、県内ではこの間にも米軍ヘリの不時着事故が相次ぎ、保護者らの不安は募る一方だ。


 県は落下事故後、全米軍機の緊急総点検とその間の飛行中止を要請したが、米軍は事故から6日後に飛行を再開した。「最大限、学校上空を飛ばない」としていたが、飛行再開当日にも同校をかすめるように飛ぶ米軍機が確認された。


 防衛省沖縄防衛局は今月、学校側の要請を受け屋上や校庭など4カ所に監視カメラを設置。同局や職員室のモニターを通じ、上空の様子を確認している。監視員の配備も検討しており、担当者は「学校上空の飛行を確認次第、米側に申し入れをする」と話す。


 普天間飛行場の飛行ルートをめぐっては、1996年の日米合同委員会で「できる限り学校、病院を含む人口密集地域上空を避ける」とする騒音対策で合意。ただ防衛局の調査では、同委で設定されたルートを外れた航跡も確認されている。


 同校は保護者会で合意が得られれば、今月中にも校庭使用を再開する方針だ。子供2人を通わせる福祉施設職員の呉屋達巳さん(42)は「米軍は不時着事故後も飛行を続けていて、自粛する姿勢がない。墜落があるのではと心配している。普天間飛行場は閉鎖してほしい」と話した。

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