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教育・文化
2018年1月14日(日)8:57

魚を方言で言えるかな/しまくとぅばPRステージ

「宮古フツ」の魅力再認識


方言の魅力を語った(左から)糸数さん、砂川さん、じゅん選手さん=13日、ドン・キホーテ宮古島店

方言の魅力を語った(左から)糸数さん、砂川さん、じゅん選手さん=13日、ドン・キホーテ宮古島店

 県内各地で受け継がれてきたしまくとぅば(島言葉)を普及させるイベント「しまくとぅばPRステージin宮古島」(主催・県)が13日、ドン・キホーテ宮古島店で開かれた。家族連れらが参加し、方言を交えたコントやクイズを楽しみながら、方言の持つ味わいを再認識した。



 ユネスコ(国連教育科学文化機関)は県内五つの言語(国頭、沖縄、宮古、八重山、与那国)を消滅の危機にひんする言語に指定している。


 このイベントは、今一度しまくとぅばの重要性を再認識し普及につなげていこうと、県内カ所で開催している。


 宮古地区では進行役のラジオパーソナリティー糸数美樹さんと、沖縄のお笑い芸人じゅん選手さんが宮古方言を交える軽妙なトークで盛り上げた。


 糸数さんは「しまくぅとばが使えると、いろんな人たちとコミュニケーションが取れる」と話し、家族で使ってほしいと呼び掛け。「方言でしか伝えられない微妙なニュアンスもある」と魅力も語った。


 じゅん選手さんは、宮古方言は「タンディガータンディ(ありがとうございます)」しか分からないと言い、それならばと人気アニメのテレビ番組「ちびまる子ちゃん」の主題歌を沖縄本島の方言で歌い拍手を受けた。


 観客に絵を見せて宮古方言で答えさせるミャークフツ(宮古方言)クイズでは、「ンー(イモ)」「ワー(豚)」などの「正解」には拍手が沸き、発音がうまく言えない子供がいると笑いが広がった。


 特に「魚」の方言はなかなか正解者が出ず、参加者らは方言の奥深さを改めて感じた様子だった。
 ゲストとして登壇した宮古方言研究者の砂川米市さんは「宮古方言は頬の筋肉と舌に力を入れない」と発音のコツを教え「宮古方言は1000年前の平安時代の発音が残っており世界遺産に匹敵する」と話した。


 参加したうるま市出身で宮古島市に住む翁長梨香さん(38)は「宮古方言は『ンー』と一口で表現できる物があることにびっくりした。『ノーマイニャーン(何も無い)』という方言は英語の『ノーマネー』に聞こえ、最初聞いた時にその情景が浮かんだ」と語った。


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