2018年2月9日(金) 8:59

学校現場にも影響/加工乳問題

飲み残し大幅増


 宮古で唯一、酪農牧場を運営する農事組合法人が先月末で酪農事業を廃業し、2月から学校給食は牛乳から加工乳となっているが、その影響が学校現場でも出始めている。市街地の一部の小中学校では牛乳の時に比べ飲み残しが2~3倍増えているほか、5、6日には商品を運ぶ船の欠航で加工乳も供給できず、清涼飲料水が給食に出された。ある小学校の校長は「牛乳でも加工乳でもない清涼飲料水が2日間も続いて驚いている。子供たちの健康面からもこの問題は考えないといけない」と警鐘を鳴らした。


 給食が牛乳から加工乳となったことで、児童生徒数の多い学校と少ない学校とでは、その影響は違うようだ。


 市街地のある小学校の校長は「牛乳の時に比べてかなりの割合で残るようになった。以前に比べ2倍以上は残っている。子供たちに直接は聞いてはいないが、この残量が子供たちの声だと思う」と話した。


 また、市街地の中学校のある担任は「以前に比べ生徒が残す量は2倍ほど増えている。『味がおいしくない』や『飲みづらい』との声が多い」と話した。


 一方、旧町村部のある小学校では「もともと児童たちは牛乳も全員で残さず飲んでいるので、加工乳になっても同様にみんな飲んでいる。それでも、子供たちからは牛乳を求める声が大きい」と話した。


 ある小学校の校長は「正直、私は加工乳でもおいしいので問題ない。しかし、今週は2日連続で清涼飲料水になったことに驚いている。子供たちのことを考えても加工乳がないから簡単に清涼飲料水で良いということにはならないと思う」と疑問を呈した。



 また、加工業者は「2日間、加工乳が出せないと平良学校給食共同調理場に話したら『何も出さないわけにはいかないので清涼飲料水を代替品として出してほしい』と言われて出した」と述べた。


 同調理場も「加工乳が出せないとのことだったので、代替品の提供を求めた」と説明した。


 島内での生乳生産終了は、加工乳の代替で落ち着くかに思われたが、学校現場では生乳を求める声も強くなっており、さらに加工乳を安定供給するための課題も残ったままの状態が続いている。

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