2018年2月24日(土) 8:54

【美ぎスマ】上地さん宮古初の快挙

インゲンで農水産大臣賞/創意工夫の成果実る
県野菜品評会 

 下地地区の与那覇は東に与那覇湾のサニツ浜、西の前浜に白い砂浜が延びる風光明媚(めいび)な集落。夏にはサニツ浜の広大な干潟でカーニバルが開かれ、大勢の人でにぎわう。ラムサール条約に登録された与那覇湾は水鳥たちの楽園。農業はサトウキビ作が中心。近年は地下ダムの水を利用した果樹や野菜のハウス栽培農家が増えた。上地宏明さん(56)=与那覇皆愛=は、「おきなわ花と食フェスティバル2018」野菜品評会のサヤインゲンの部で県内最高賞の農林水産大臣賞(金賞)に輝き、宮古島産インゲンの知名度を上げた。


 

サヤインゲンを収穫する上地さん

サヤインゲンを収穫する上地さん

「おきなわ花と食のフェスティバル2018」の野菜品評会(1月27、28日、那覇市)で上地宏明さん(56)=与那覇皆愛=のサヤインゲンが最高賞の農林水産大臣賞(金賞)を受賞した。宮古島産インゲンの金賞は初めて。「色艶や、まっすぐな形」などが評価された。野菜品評会には全品目で337点、サヤインゲンの部には最も多い63点が出品された。
 インゲン栽培は5年目。今年のインゲン(金賞)の種は「変わり種」だった。市販の種を買わず、昨年良い実を付けた15本から自家採取して、まいたという。「遊び心だよ」と笑顔。「作柄は天候や栽培方法にもよる」と模倣に注意を促した。
 栽培研究の熱心さは、土づくりにも発揮された。昨年は5月下旬の収穫終了後から11月の播種までに8回以上耕した。土は耕すほどふわふわになり、根の張る丈夫な木が育つという。
 農業経営のキーワードに①やらなければならないことをやる(土づくりや太陽光熱による土壌消毒など)②今やらなければならないことをやる(日々の栽培管理)~の二つを挙げた。持論を栽培準備と栽培期の2段階に分けたことや自分なりの表現が面白い。
 収穫ピークのいまごろは日々の作業が忙しい。ハウスに毎日足を運び、出荷に適したサイズのインゲンを収穫する。古い葉は取って風通しを良くし病害の発生を防ぐ。土の水分が少なかったら水をかける。
 木は1・6㍍ほどの丈に伸び、葉は青々と病害もほとんど見られない。上地さんはJAおきなわ宮古地区サヤインゲン専門部会の副部会長を務める模範農家。農家が訪れて上地さんのインゲンを見て、話を聞いて勉強しているという。
 部会員は約50人。ジベレリン(成長促進剤)の使用で木が高く育ち立ったままで収穫が可能になったことや自動選別機の導入により選別の手間が省けたことなどが増加の追い風になった。
 今年の品評会のサヤインゲンの部には、宮古から7点出品された。上地さんは誰かが金賞を取ってくれればと願っていたという。「まさか自分が」と驚いた様子。「今後はサヤインゲンの生産者を増やし、拠点産地の認定を目指して頑張りたい」と抱負を語った。

  • 宮古島の人口

    平成31年1月1日現在

    宮古島市 54,229 人
    27,165 人
    27,064 人
    世帯数 26,857 軒
    多良間村 1,172 人
    628 人
    544 人
    世帯数 523 軒
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