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2018年3月5日(月) 8:54

【花は島いろ】下地健太さん(35歳)県文化観光スポーツ部 交流推進課主査

常に奉仕の精神を


下地健太さん

下地健太さん

 県職員となり11年目。モットーは「公僕として、県民に対しての奉仕の精神を常に心掛けること」と強調する。


 北中、開邦高校を経て静岡大へ進学。公務員志望は大学3年の頃から真剣に考えるようになった。「もともと沖縄で働きたいとの思いがあった」ので、卒業後はすぐに沖縄に戻る。那覇で約半年間の受験勉強の末、県職員採用上級職試験に合格する。「経済的に親に世話になっていたので、素直にうれしかった。親も喜んでくれた」と話す。


 最初の配属先は、交通政策課。県内のバスや船など公共交通の活性化や利用環境の改善などに従事する。「宮古のバス会社とも、島内路線の維持や整備について協議した。各市町村の施策にも触れて勉強になった。県内離島のほとんどを回り、仕事は忙しかったが楽しかった」と懐かしむ。


 次は県宮古土木事務所に赴任。県発注工事の入札や契約の事務手続きなどを扱った。「伊良部大橋の建設工事の進捗状況を、地元にいて見られて幸運だった。小さい頃は宮古と伊良部島が橋でつながるとは、夢にも思わなかった」と話す。「伊良部島には下地島空港もあり、その利活用によって島の観光や経済などの活性化にもつながる」と期待を寄せる。


 その後、異動した交流推進課では、2016年月開催の「第6回世界のウチナーンチュ大会」に向け、実行委員会事務局の立ち上げから2年間配属される。大会への参加を呼び掛ける県の南米キャラバン隊の一員として、ボリビアやペルー、アルゼンチン、ブラジルの4カ国を訪ねた。大会の概要説明や意見交換を行い、現地の県人会の行事などにも参加して交流を深めたという。「行く先々で温かく迎えてくれた。どの国にいても、沖縄を愛する心はひとつだと改めて感じた。別れ際には『沖縄で会いましょう』と声を掛けられた」と振り返る。


 現在は、海外の青年を国際交流員や外国語指導助手として、国際交流活動や語学指導、地域住民との交流活動に従事させる外国青年招致事業などを担当する。宮古島市にも昨年10月、国際交流員と狩俣小学校や特別支援学校を訪問し、出身の国や文化などを紹介した。「子どもたちには宮古や沖縄、日本だけではなく、広く外国にも目を向けるきっかけにしてほしい」とエールを送る。


 交流推進課に在籍して3年目。「人事異動で新しい仕事に変わるたびに好奇心が湧いて、挑戦したいという気持ちになる。異なる分野の経験を積んでいくことで、行政の仕事の全体を理解できるようになる」と前向きだ。そして、「将来的には、また宮古へ赴任し、島のために働きたい」と力を込めた。