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2018年3月27日(火) 8:54

【行雲流水】(宮古毎日新聞六十年史)

 『宮古毎日新聞六十年史』が発刊された。宮古毎日新聞は、沖縄が米軍支配下にあった1955年に真栄城徳松によって創刊された。世界人権宣言を基底とする個人の尊厳を侵すことなく、住民のための建設的編集を行うことを、編集方針として掲げている


▼2007年発刊された『宮古毎日新聞五十年史』には、終戦10年後から50年間の激動の時代における本紙の歩んだ歴史と本紙が報じた宮古の動きを時系列にまとめてあり、宮古の戦後の歴史をひもとく重要な資料になっている。六十年史は、五十年史の姉妹編で、60年間の会社と経営者の動きに焦点を当て編集されている


▼創刊前後の宮古の新聞界は百家争鳴。しかし、資本の脆弱(ぜいじゃく)性や、政治との絡みに翻弄(ほんろう)されて、その多くが姿を消した。そうしたなかで、宮古毎日新聞は多くの困難を克服して今日に至っている


▼真栄城徳松は、公器である新聞の経営と政治家の両立は困難と判断、引退する。引き継いだのは、山内朝保で、新聞発行の体制と施設、設備の充実に力をそそぎ、新聞社の礎を築いた。飛躍的に発展したのは、第4代社長山内啓邦、副社長真栄城宏体制と第5代社長真栄城宏の時代で、1800の有料購読者数を1万余に拡大、日本新聞協会への加盟を果たした


▼今日、新社屋は完成、最新式の編集、印刷システムは稼働。第6代社長平良覚をはじめ各部のスタッフが結束、「郷土に根ざした確かな視点」で編集、郷土の発展に寄与することをめざして本紙は発行されている


▼新聞は常に読者、市民と共にあれ。