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産業・経済
2018年3月27日(火)9:00

名古屋から初便164人来島/ANA直行便が就航

宮古空港「んみゃーち」と歓迎


観光協会やホテル関係者が名古屋から初便で訪れた観光客らを歓迎幕で温かく出迎えた=25日、宮古空港

観光協会やホテル関係者が名古屋から初便で訪れた観光客らを歓迎幕で温かく出迎えた=25日、宮古空港

 全日本空輸(ANA)の名古屋-宮古直行便の通年運航が25日から始まり、同日、名古屋から満席の乗客164人を乗せた飛行機が宮古空港に到着した。名古屋直行便は昨年6月~10月まで期間運航を行っていたが、搭乗率が好調だったため1日1往復の通年運航にした。空港では観光関係者らが「んみゃーち(ようこそ)宮古島に」との横幕を広げて歓迎した。

 これで、本土と宮古を結ぶ直行便は東京、関西、名古屋の3路線となる。

 ANAはまた、6月1日から10月27日までの期間、福岡直行便を運航させる予定で通年運航に期待が掛かる。

 名古屋直行便は、ボーイング737型機(座席数166)を使用。午前11時20分に中部国際空港(セントレア)を出発し、午後2時に宮古空港に到着した。

 40分後には、宮古からの乗客138人を乗せて名古屋へ向かった。

 宮古空港では名古屋から訪れた観光客らに、宮古民謡の曲を流して多良間産の黒糖と観光パンフレットを配布。宮古島観光協会のメンバーや、ホテルのスタッフらが歓迎幕を掲げて「こんにちは」「ようこそ宮古島へ」などを声を掛けて歓迎した。

 家族3人で初めて来島したという川井隆弘さんは「昼はきれいな海、夜は星座を楽しみたい。宮古は南国的なイメージ。シュノーケリングやシーカヤックもしてみたい」と話した。

 猪子真理子さんは「初便とは知らず、空港に来て初めて分かった。沖縄が好きで、石垣にも行ったことがある。今度は宮古だと決めていた。レンタカーを借りていろいろな所を観光したい」。一緒に来た娘の聖奈さんと杏奈さんは「青い海ときれいな熱帯魚を見てみたい」とそれぞれ笑顔だった。

 宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「通年運航は喜ばしい。搭乗率の好調が背景にあるが、関係機関へのセールスや観光キャラバンも実を結んだと思う」と話した。

 6月からは期間限定ながらも福岡直行便が運航することを挙げ、「通年運航になるよう搭乗率の向上に協力していきたい」と語った。

 東京以北からの直行便就航にも意欲を示し「例えば北海道から那覇経由で来るよりも、羽田を経由する方が便利だということなどをPRしていきたい」と話した。

 中部国際空港では、ミス宮古島や宮古島市のイメージキャラクター「みーや」らが参加して、ANA関係者とともに初便を祝うセレモニーが行われた。


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