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産業・経済
2018年4月18日(水)9:00

宮古島市、農業生産額1位/16年市町村別

182億4000万円で3年連続
多良間村16位/好調な県農業けん引


宮古島市はサトウキビ生産などが好調で農業生産額が県1位になった(資料写真)

宮古島市はサトウキビ生産などが好調で農業生産額が県1位になった(資料写真)

 【那覇支社】県農林水産部(島尻勝広部長)は17日、2016年の市町村別農業生産額で、宮古島市が182億4000万円の県内1位になったと発表した。2位は石垣市の116億4000万円。1000億円台を回復するなど好調な県農業生産を、離島がけん引している状況が明らかになった。14年の推計開始以降、宮古島市の農業生産額は3年連続で1位。多良間村は20億7000万円で県内16位だった。

 宮古島市での内訳は、サトウキビと葉

市町村別農業産出額

市町村別農業産出額

タバコなどの工芸農作物が118億9000万円(前年比27億7000万円増)が最も多く、次いで肉用牛の39億5000万円(同6億2000万円増)、野菜が16億9000万円(同2億8000万円増)、果実が4億2000万円(同3000万円減)の順。

 宮古島市の産出額が好調な要因について、島尻部長は「地下ダムを中心とする土地基盤整備が確実に進み、その成果が出だしていることと、県・市・農家などの関係機関の連携が上手く取れていると思っている」と述べた。効率的な水の散布で生産性が上がることが農家に浸透し始めていることも、理由に挙げた。

 さらなる県農業の生産額拡大には、インゲンやトマト、オクラ、タマネギなどの生産を伸ばすことが必要だとした。課題としては、機械化や農業者人口の高齢化、販売戦略の構築を指摘した。

 県の担当者は、「農林水産物流通条件不利性解消事業を有効に活用し、ゴーヤーやカボチャも含めて本土への出荷を伸ばすことが重要だ」との見解を示している。

 農業産出額を沖縄本島と離島で比べると、本島が対前年比6億5000万円(1・2%)増の540億円なのに対して、離島は同億1000万円(20・7%)増の485億円。推計開始後の14年からの伸び率では、離島が約27%増となり、本島の約4%増を大きく引き離した。

 16年の多良間村の内訳は、肉用牛が12億8000万円(前年比2億円増)、工芸農作物が7億6000万円(同1億8000万円増)だった。


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