2018年4月25日(水) 8:53

【時事】翁長知事、一段と苦境に

市長選3連敗、健康不安も


 沖縄県の翁長雄志知事を取り巻く環境が厳しさを増している。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げ、政府との対決姿勢を強めるが、県内の市長選では政府・与党が推す候補に3連敗した。支持母体の「オール沖縄会議」では保守系メンバーの離脱が相次ぎ、自らの健康不安も抱える。移設工事を止めるため、埋め立て承認を「撤回」する方針を繰り返し示しているが、見通しは立っていない。


 22日に投開票された沖縄市長選。自民、公明、維新の各党が推薦した現職が、翁長氏支援の新人に1万5000票を超える大差で再選した。翁長氏に近い国会議員は「知事選は争点が違う。辺野古反対の県民の声は根強い」と語るが、政府高官は民意が翁長氏から離れ始めたと分析し、「これが実態だ」と話す。


 今年1月の南城市長選は与党系候補が僅差で敗れたものの、2月の名護、3月の石垣両市長選に続く連勝。この高官は、秋に予定される知事選を念頭に「勝利の方程式が出来上がってきた」と指摘する。自民県連は5月までに自公維の3党で推せる人物を擁立したい考えだ。一方の「オール沖縄」陣営は、17日の県政与党の県議らによる会合で翁長氏擁立を目指すことを確認した。翁長氏は膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかったが、県議会の新里米吉議長は「復帰は間違いない」と強調、健康問題は杞憂(きゆう)だと訴えている。ただ、23日の県の発表によると、翁長氏の腫瘍は良性か悪性かを検査中。周辺も健康への懸念をぬぐいきれない状況だ。また、知事を支える県内ホテル大手「かりゆしグループ」と、小売り・建設大手「金秀グループ」が今月、オール沖縄会議から離脱した。組織運営をめぐる対立が背景にあるが、翁長氏にとっては痛手だ。


 政府による辺野古沖護岸工事は25日で着工から1年を迎える。翁長氏は、前知事の埋め立て承認の効力を失わせる「撤回」カードを切る時期を探っているが、「法的要件がそろわなければできない」(県幹部)のが実情で、根拠の積み上げに苦慮している。翁長氏にとっては、政府が土砂投入を予定する夏までが正念場となる。

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